採血で男の人が倒れた!倒れる理由は何?男性の方が多い原因とは?

検査

こんにちは( ^˂̵˃̶^)

ぴぃすけ
臨床検査技師の
ぴぃすけだよ!

今日は採血の時に『倒れる』という話になるよ。

採血で気分が悪くなったことがある人はいない?

実は僕が採血していた時にひどい人だとその場で失神してしまった人もいるんだよね。

こうやって採血で気分が悪くなるのは、男性と女性どっちが多いと思う?

女性が多そうだけど実は男の人に多いって知ってた?

ここでは採血で倒れるのが男性に多い理由や原因について紹介するよ。

なぜ男の人でも倒れる?

最初にも言ったように採血で気分が悪くなったり、倒れたりする人は男性に多いんだよ。

男性は女性より体格がいいし、強いイメージがあるから意外だよね。

これがどうしてかっていうと、倒れる原因が体というよりも精神的な部分にあるからだよ。

女性ってほぼ毎月血液を見てるよね。

あとは出産という痛みに耐えることができる体になっているよね。

採血する時はどうしても痛みがあるし、自分の血液を見ることになるよね。

男性は痛みや血液を見ることに慣れていないから気分が悪くなったり、倒れやすいんだ。

僕の友達にも採血が怖いから健康診断を受けたくないという人や献血車が来ても絶対しないっていう男性の人がいるよ。

男の人なのに不思議だなと思ってたけど理由があるんだね。

僕も確かに採血するのはもう気分が悪くなったりはしないけど、される時はドキドキしちゃうんだよね。

そういえばしょう君はどうなんだろう?

ぴぃすけ
しょう君は採血平気?
しょう
…う、うん、平気!(本当はあまり好きじゃない)

実はこれも1つの倒れる原因になるんだ。

倒れてしまう前に…

男性の中でも一番倒れる可能性が高いのって『若い男性』だったりするんだ。

確かに気分が悪くなる人の中には、子供やお年寄りの方が多かったりする。

でも倒れるという状況にはならないんだ。

これってどうしてだと思う?
さっきのしょう君がいい例だね。

『恥ずかしがる』

これが大きな理由だね。

採血って子供でもしているし、若い男の人は「そんなのに怖がるなんて恥ずかしい」と思ってしまうだよね。

実際に倒れてしまった人がいて、話したことがあるんだけど、その方は途中から気持ち悪くなって島田んだけど、恥ずかしくて伝えられなかったって言っていたんだ。

プライドってやつだね…。

採血している側はこれを知っているから、みんなはもし自分がそういう立場になってしまったらすぐに伝えてね。

倒れる理由はなに

さっき倒れる理由は精神的部分という話をしたけど、実際に倒れてしまう理由について話をしていくよ。

どうして採血で倒れることがあると思う?

結構みんな間違えがちなのが、血を採るんだから貧血じゃないかって。

こう考えてる人も多いんだけど、実はそれって間違いなんだよ。

採血で採られる血液の量はほんのちょっとだからね。

だいたい量としては多くても20mlくらいで、大さじ1杯ちょっとくらいなんだ。

人間の血液量って体重の8%と言われているから、60キロくらいの人でも体の中には5Lくらいの血液があるんだ。

ここから20ml採って、血が足りなくなるってことはちょっと考えられないよね。

本当の理由はというと…

『血圧や脈拍が急に低下するから』

血液って体にとってすごく重要な酸素を運んでいるんだ。

血圧や脈拍が低下すると、その酸素が体に行き渡らなくなるということ。

そのため体が酸欠になってしまって、ひどいと失神してしまうんだよ。

これを迷走神経反射というんだ。

聞きなれない言葉だよね。

次に迷走神経反射について説明するよ。

迷走神経反射とは?

この迷走神経反射がどんなものかの前にまずは迷走神経について説明するよ。

人には自律神経というものがあるんだ。

この神経は自分の意思とは関係なく働いている神経なんだよ。

この自律神経は交感神経と副交感神経の二つに分かれているよ。

交感神経は血圧を上げたり脈拍を上げたりと起きている時、運動をする時活発になるよ。

逆に副交感神経は体を休めるための神経なんだ。

副交感神経が働くと血圧や脈拍が下がるよ。

 

[tip]●自律神経について

交感神経:緊張している時の状態
副交感神経:リラックスできている状態[/tip]

 

迷走神経はこの副交感神経の一つなんだよ。

ちょっと神経についてまとめてみたよ。

迷走神経反射とはこの副交感神経が過剰に反応している状態なんだ。

無理やり体を休める状態にしようとしているということだね。

だからこれがおこると急激に血圧や脈拍が低下したり、吐き気やめまいなどの症状が出るよ。

ひどくなると失神して倒れてしまうんだね。

どうして採血すると起こる?

「でもどうしてこの迷走神経反射が採血をする時に起きてしまうの?」

こういう疑問が出てくるよね。

というのも採血ってやっぱり嫌な検査だよね。

緊張するよね。

その嫌な思いや緊張を体から取り除くための一種の防御反応なんだよ。

採血の時の痛みや血液を見ることに不安や恐怖を感じるとこの反射がおきるというわけ。

その不安を感じるのが、血を見るのに慣れていない男性ってわけなんだ。

まとめ

採血で男性が倒れやすいわけやその原因が分かったかな?

気分が悪くなってしまった人は、誰にでも起こる可能性があるんだから心配しないで!

特に男性は「採血でそんなふうになるなんて恥ずかしい」という気持ちで言えない人も多いんだよね。

だけど僕たち採血する側はちゃんとわかっているから、伝えてもらったほうがいいんだ。

採血に不安や恐怖がある人、気分が悪くなったり倒れたことがある人は恥ずかしがらずにスタッフに伝えてね!

きちんと対応してくれるから心配しないでね。

お姉さん
採血って男の人でも倒れるんだね…。
ぴぃすけ
そうだね。
むしろ男の人の方が多いくらいだね。
お姉さん
痛くなければそんなことも起きないのにね。
ぴぃすけ
そうなんだよね。
でも痛みって本当に重要な働きだからそれがなくなっちゃうのも大変だよね。
お姉さん
採血痛いのいやだな…。

採血には痛い時と痛くない時があると思うんだ。
その理由についてはここで話してるよ。

採血で痛い人と痛くない人の違いは何?痛みの理由や原因は?
採血をするときに痛い人と痛くない人がいるけど、その違いってなんだと思う?これは採血が下手とかいうよりもある人間の機能が大きく関わっているんだ。そんな採血の痛みについて理由や原因を詳しく解説しているよ。

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