こんにちは( ^˂̵˃̶^)
臨床検査技師のぴぃすけだよ!
健康診断の血液検査の結果に
「赤血球」とあるのを見たことない?
多いとか少ないとか
言われた人もいると思うんだ。
それってどうしてだと思う?
これは赤血球がどんな働きを
しているかを理解することが重要なんだ!
今回は赤血球の働きや
多い場合・少ない場合に
考えられることなどにつて話していくね。
血液ってどのくらい?
赤血球という話をする前に
『血液』という部分について
少し話をしていくね。
ちなみに人間の体の中には
血液ってどのくらいあると思う?
だいたい体重の8%と言われているんだ。
こんな感じだね。
まぁこんなことはいいとして。
血液って『液』と書いているから、
液体のような感じがするけど
実は液体成分と細胞成分が半分ずつなんだ。
細胞成分には
・赤血球
・白血球
・血小板
というものがあるよ。
その細胞成分の90%を
占めているのが赤血球なんだ。
血液が赤いのはこの理由だね。
赤血球の働き
そんな細胞成分の中の
ほとんどを占めている赤血球!
その赤血球について
話をしていくね。
赤血球とは袋みたいな感時になっているんだ。
そして赤血球といったら
絶対に欠かせないものがあるんだ。
それが『ヘモグロビン』というものだよ。
ヘモグロビン知らずして
赤血球を語ってはいけないんだ!
このヘモグロビンというのは
「ヘム」という赤い色素と
「グロビン」というたんぱく質から
できているんだ。
ヘモグロビンの話をする前に
赤血球の基準値を知っておこうか。
赤血球の基準値は
こんな感じになっているよ。
◆赤血球の基準値
男性:400万~539万/マイクロリットル
女性:360万~489万/マイクロリットル
女性は男性より基準値が低いね。
これは女性の場合毎月月経で
出血しているからなんだよ。
ちなみに赤血球というのは
体の中で毎日作られているんだ。
その数なんと・・・
400万が基準値だから1000万くらい?
実は骨髄という場所で1日に
1000〜2000億個作られているんだ!
だから採血で毎日血液を採られると
血液なくなっちゃいそうだけど、
集解毎日作られているから安心してね。
次に重要なヘモグロビンの話をしていくね!
ヘモグロビンの働き
赤血球の中で重要な働きをしているのが
この『ヘモグロビン』というものになるよ。
このヘモグロビンがどんな働きを
しているのかというと・・・
簡単に言うと
『酸素の運搬』
というものだよ。
ヘモグロビンは
酸素とくっついたり離れたりするんだ。
酸素の多い場所では酸素とくっつく、
逆に酸素の少ない場所では
酸素と離れるという性質があるんだ。
だから赤血球は肺で酸素を取り込み
体中の組織に酸素を運んでいるよ。
そこでいらなくなった二酸化炭素を
受け取ってまた肺まで持ってくるんだ。
これがヘモグロビンの大切な働きだよ。
つまり赤血球の大切な
役割といことだね。
少ない理由は?
赤血球の働きがわかったところで、
赤血球の数値を見てわかることを
話していくね。
まずは赤血球の数が少ない理由について!
そうだよね。
さっき話したように、
赤血球の大切な働きは
「酸素の運搬」
それをやってくれるのものが
少なくなってしまうから体が
酸欠の状態になってしまうよね。
でもどうして赤血球って
少なくなってしまうと思う?
これには2つの理由があるんだ。
◆赤血球が少なくなる理由
・赤血球が作られない
・どこかから出血している
この2つだね。
こうやって赤血球が少なくんってしまうことを
『貧血』と言っているね。
赤血球って実は寿命があるんだ。
その寿命はだいたい120日と言われているよ。
毎日たくさん作られて、
新しいものと入れ替わっているわけだね。
だから新しい赤血球が作られないと、
赤血球の数は少なくなってしまうよ。
なぜ赤血球が作られないかというと、
これにはいくつか理由があるんだけど、
一番多いのは『鉄』が’不足している場合だね。
というのもさっきヘモグロビンっていうのは
『鉄』と『タンパク質』からできていると
言ったよね。
じゃあこの重要な鉄がなければ
どうなると思う?
そう。作られないんだ。
こうやって鉄が原因で起こる
貧血のことを
『鉄欠乏性貧血』というよ。
なんか毎日調子悪いと思ったら、
貧血だったんだよね。
実は最近もひどかったんだけど、結構いいものを見つけて今はそれを使っているんだ。
↓↓↓
多い理由は?
じゃあ逆に多い時はどうなんだろう?
ということで、
赤血球数が多い場合を話していくね。
こう思う人も少なくないと思うんだ。
だけど実は多すぎるのも問題なんだ。
というのも血液っていうのは
細胞成分と液体成分が半分ずつという
話を最初にしたよね。
その細胞成分の90%がこの
赤血球なわけだよね。
ちょっと例えてみると
すごくわかりやすいと思うんだ。
そうだよね。
実は血液もこれと同じで、
赤血球が多すぎると血液がドロドロ
した状態になってしまうんだ。
じゃあもしそのドロドロの血液が
体の中を流れたとしたら?
もしかしたら血管を
詰まらせてしまうかもしれないね。
こうやって赤血球が多過ぎるのも
体にとってダメなことなんだ。
なんで多くなる?
多過ぎるのもダメということはわかった。
だけどどうして多くなるかも
重要なことだよね。
なぜ赤血球が多くなってしまうかというと、
単純に作りすぎてしまうということだよね。
これの原因は、
赤血球というのは骨髄という部分で
作られているんだけど、
その骨髄の異常でたくさん作ってしまうか、
もしくは別の部分の異常で、
「たくさん作れー!」っていう
指令が出されているかのどっちかなんだ。
この指令はホルモンが関係しているんだ。
ちなみにこうやって赤血球が多い状態を
多血症と言ったりするよ。
たくさん作れるということの他にも
全体のから見て赤血球の割合が
多くなっている場合もあるよ。
こういう場合は下痢や異常な汗で
水分が失われたり、不規則な生活習慣で
割合が増える場合もあるんだ。
1Lの水に塩が5gとかなら
特にしょっぱくならないけど、
100mlの水に塩を5g入れたら
かなりしょっぱくなるよね。
これと一緒だよ。
この場合は水分をしっかりとったり
生活習慣を改善することで
数値が改善することもあるから
気をつけてみてね。
◆赤血球が多くなる理由
・骨髄が原因でたくさん作られる
・ホルモンの関係で骨髄が赤血球をたくさん作らされている
・相対的に赤血球の割合が増えている場合
これだけで判断してはいけない
こうやって赤血球だけでも
体のいろいろなことがわかるね。
こんな感じでそれだけの
数値で判断してはいけないんだ。
赤血球に限らずなんだけど、
検査の値は他の数値も総合して
判断していくんだ。
たまたまその時だけ数値が低いとかも
ありえない話じゃないからね。
例えば貧血を調べるにしても
赤血球だけで判断できないこともあるよ。
ヘモグロビンやヘマトクリットなど
色々な項目を調べる必要が
あるかもしれない。
他にも白血球や血小板などの検査項目も
見なくてはいけない時もあるんだ。
色々な検査を比較してお医者さんは
診断しているんだよ。
まとめ
今日はかなり身近な
『赤血球』というものについて
話をしてきたよ。
今日の話をまとめておくね。
・血液の中には細胞成分と液体成分が半分ずつある
・細胞成分の90%を占めるのが赤血球
・赤血球(ヘモグロビン)の働きは酸素の運搬
・赤血球が少ない場合は貧血が疑われる
・赤血球が多過ぎるのも多血症と言って問題になる
こんな感じだったね。
健康診断では必ず赤血球の検査をするよね。
だから結構目にする機会が多い項目の
1つだと思うんだ。
他の数値と比較しながら
自分の結果を見直してみてね。
それでしょう君みたいに
倒れないように気をつけて
先に予防をしようね。
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