血糖値は下げる方法はなに?上がる理由と糖尿病について!

しょう
こんにちは、しょうです。

今回はぴぃすけに代わって
僕が話をしていきますね。

僕は生理機能検査で
エコーの検査をやっています。

その検査で体の動脈を
検査したりしているんですね。

これって何を検査しているかわかりますか?

そうなんですよ。
動脈硬化をしっかり見ていきます。

動脈硬化と今回の話の内容の
血糖は違うようで
実はかなり関係のある話なんです。

なので今回僕が患者さんの状態を
検査して感じたことも
一緒に伝えていきたいなと思います。

血糖値の推移

最初に食事をとった後に
血糖値がどんな感じで推移しているのかを
話していきますね。

説明だけでは少しイメージしにくいと
思ったのでグラフにしてみました。

血糖値健常

こんな感じで食事を
食べ始めると血糖値は上昇していって
だいたい1時間後に最大値になります。

最大値になったあとは
分解されて徐々に減っていって
元の血糖値まで戻っていきます。

この時に人によっては
元の血糖値よりも下がってしまう人も
いたりするんですがあまり問題はないです。

血糖値が高いとどうなるの?

血糖値は体の作用によって
通常はもとの値に戻るというのは
さっきの話でわかったと思います。

ただこの作用がうまくいかないと血糖値は
下がらず高血糖となってしまうんです。

この高血糖の状態が続いてしまうと
生活習慣病のひとつである

『糖尿病』という病気に
なってしまう可能性があります。

ちなみに糖尿病と診断がつくのは
このように決まっています。

僕はこの糖尿病の患者さんを
たくさん見てきました。

というのも実は最初に話したように、
糖尿病と動脈硬化というものは
かなり関係が深いものになるんです。

動脈硬化って聞くと
おそらくコレステロールを一番最初に
イメージすると思います。

確かにコレステロールも
とても関係しているんですが、
この糖も同じくらい関係しているんです。

僕が動脈を検査していた時の
患者さんの半分以上がカルテにDMという
表記がされていたんです。

このDMというのが糖尿病になります。

それだけ糖尿病というのは
動脈硬化と関係が深いのがわかりますよね。

本当に怖い糖尿病

この糖尿病がなぜ怖いかというと、
ひどくなると痛みを感じることが
できなくなってしまうからなんです。

痛みって健康な時には邪魔に思うんですが、
いざ自分の体に何かあった時に
その状態を教えてくれる重要なサインです。

このサインがなくなってしまうわけですね。

糖尿病の人は動脈硬化になりやすいです。

しかもひどくなっても
痛みを感じることができない。

人間って痛くないと
病院にあまり通わないですよね。

だけど状態はずっと悪化してしまうんです。

その結果どうなってしまうと思いますか?

これは本当にひどい場合ですが、
最悪足を切断しなければいけない場合も
出てくるんです。

ただ医師が外科的な手術で
血液の通り道を作ってくれることも
あるのですが、
実は糖尿病の人はその通り道を作ることも
できないほど重症になっている場合も
あるんです。

しかも本人はその症状に
気づいてないんですよ。

これ普通に痛みを感じる人だったら
ちょっと足を床につけるだけで
激痛が走るほどの痛みなんです。

動脈の検査データ上は同じ状態の人で
糖尿病の人とそうでない人を
僕は検査したことがあるんですが、

糖尿病ではない人の検査は
エコーの機械で触るだけで痛がってしまい
検査を断念するしかなかったんです。

かなり重症な例を話しましたが
本当に糖尿病って怖い病気なんです。

そうならないために
しっかり血糖は高くならないように
したいですよね。

血糖値を下げるインスリン

体の中にはもともと
血糖値を下げる働きがあります。

その働きをしているのが
『インスリン』という
ホルモンになります。

実は血糖値を上げる働きをする
ホルモンはたくさんあるんですが、

血糖値を下げる働きをするホルモンは
このインスリンしかないんですよ。

これどうしてだと思います?

体にとって本来は糖って
すごく重要なものなんです。

だって体のエネルギーとして
効率よく働いてくれるものですよね。

糖が少ない状態を
低血糖と言ったりするんですが、
その状態ってかなり危ないんです。

眠くなるというのも1つですが、
ひどくなるとその場で倒れてしまう
こともあるんです。

こうやって体に糖がない状態は
すごく危険な状態なので、
体には糖をあげる働きがたくさんあります。

逆に糖を下げるという働きは
体にとってあまり必要ないですよね。

今の世の中だと食事がすごく美味しくて
豊かだから必要なんですがね・・・。

どうにかインスリン以外で
血糖値を下げたいものですよね。

血糖値を下げるために

その血糖値を下げるために
考えることはこの3つです。

・糖を摂取しない
・糖をたくさん使う
・糖を体に吸収させない

当たり前のことなんですが、
やってみると結構難しいですよね。

最初の糖を摂取しないについては
例えば糖質制限などの食事制限を
することに当たりますね。

 

ただ今の日本って本当に
美味しいものに溢れています。

しかも働いていれば飲み会なんかも
ありますよね。

検査結果を見て血液データで
糖尿病の診断がついてしまっているなら
必死にやらなければいけないけど、

「まだ自分は大丈夫だな」
って思っている時って、
ちょっと厳しいものがありますよね。

 

次が糖をたくさん使うってことですね。

これは単純に運動して
エネルギーをたくさん使いましょう
っていうことです。

これも正直働いている人には
厳しい話になりますよね。

主婦の人だって家事で忙しくて、
そんなしっかり運動の時間なんて
取れないですよね。

僕も運動をしようと思って
一時期ジムに通っていたんですが、
結局行かなくなってやめちゃいました。

ここまで聞くと
「血糖値なんか下がらないじゃないか」
なんて思ってしまいますね。

 

でも最後の
「糖を体に吸収させない方法」
なら僕はできると思っています。

 

実は僕の職場の人に
血糖が高い人がいたんです。

体型はやっぱりちょっとぽっちゃり。

 

その人がある日
血液データを持ってきて
「やばい!」って言ってきたんですね。

 

そこにはなんと
HbA1C:7.2%という文字。

ちなみに6.5%を超えてくると、
糖尿病の危険がかなり高くなってきます。

 

その人も臨床検査技師だし
その周りの人も臨床検査技師なので、
検査データがどれだけまずいか
すぐにわかるんですよね。

いいような怖いようなって感じですね。

 

それでその人はとりあえず
できる部分からということで
あるものを使い始めたんですね。

 

それがイヌリンってやつです。

 

なんだそれって思うかもしれないですね^^;

イヌリンは食物繊維の1つなのですが、
実は血糖値の上昇を抑える効果が実証されているんです。

 

しかもイヌリンってそれだけじゃない!

 

いろいろ調べてみたら、イヌリンって最強なんじゃないか説が出てきました。

 

『何が最強なのか?』

 

という話はこちらでしているので、
興味があれば読んでみてくださいね。

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