白血球が多い・少ないでわかる病気は?WBCの働き(役割)について!

血液検査
ぴぃすけ
ぴぃすけ

こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。

健康診断の血液検査で白血球が基準値よりも多かったり少なかったりしたことがある経験って意外と多いんじゃないかな。

お姉さん
お姉さん

実は私も結構ある。

ぴぃすけ
ぴぃすけ

お姉さんは、あれだったね。

体に特に問題がなくても実は白血球はちょっとしたことで増えたり減ったりするんだ。

というので今日は

  • 白血球(WBC)の働き
  • 白血球が多くなる理由
  • 逆に少なくなる理由
  • 値の異常と病気の関係性

こういった内容を解説していくね。

白血球(WBC)の働き

最初は「そもそも白血球ってどんなもの?」というのを解説していくよ。

ちなみに血液検査で『WBC』と書かれていたりもするよ。

これは

  • W:white(白)
  • B:blood(血)
  • C:cell(細胞)

というので白血球ということだね。

ちなみに白血球はもともと無色透明なんだ。

だけど集まると白く見えるから白血球というんだよ。

それでこの白血球の働きは、簡単に言うと外敵から体を守ることなんだ。

体の中のパトロール隊と言えばいいかな?

健康に生活するために必要なものだね。

ちなみに白血球と言っても5つの種類があるんだ。

  • 好中球
  • 好酸球
  • 好塩基球
  • 単球
  • リンパ球

この5種類だね。

それぞれ役割があるんだけど、ここではさっき言ったように「体を守るのが役目」と覚えてくれれば大丈夫だよ。

白血球は体の中に細菌やウイルスなどが入ってくるとそこに集まるよ。

この細菌やウイルスは病原体というよ。

白血球は病原体を自分の中に、取り込んで殺してしまうんだ。

お姉さん
お姉さん

白血球が病原体を食べるようなイメージ?

ぴぃすけ
ぴぃすけ

まさにそれ!捕食って言って細胞内に取り込むんだよ。

けがをした時に膿が出てきたこととかない?

これは白血球の死がいなんだよ。

捕食して病原体も倒すんだけど、自分も犠牲になっちゃうってことだね。

お姉さん
お姉さん

なんか儚いね。

あとは白血球の基準値だね。

●白血球の基準値

3500個/μL~9800個/μL(マイクロリットル)

お姉さん
お姉さん

結構幅広いね。

ぴぃすけ
ぴぃすけ

個人の体質とか日によって変わったりもするからだね。

白血球が多い理由は?

白血球がどんなものかの解説は終わりにして、次は多くなる理由だよ。

白血球が多くなるのはどんな時だろう?

体の外から細菌やウイルスが入ってきた時に白血球が働くことは説明したよね。

だからこの時って白血球が

「頑張るぞー!!」

って数が多くなっていくんだ。

お姉さん
お姉さん

あれ?でも白血球って自分を犠牲にするから少なくならないの?

ぴぃすけ
ぴぃすけ

いいところに気づいたね!

白血球って自分を犠牲にしてしまうから、病原体が入ってきた時って減りそうだね。

でも実は病原体が入ってくると

  • たくさん作られる
  • 貯蔵されていたものが放出される

こうやっていつもより増えるんだ。

ただあまりにも病原体が大量にいたりすると、増えるスピードが追い付かなくて減る場合もあるよ。

これは後で話していくね。

こうやって風邪などになると、病原体を退治しようと白血球が増えるってことだね。

その他にはアレルギーの時も増えるよ。

例えば…

  • 花粉症
  • アトピー性皮膚炎
  • 気管支喘息
  • アレルギー性鼻炎

なんかだね。

お姉さん
お姉さん

私はアレルギー性鼻炎なんだよね。

ぴぃすけ
ぴぃすけ

お姉さんが白血球が多いのは、それが理由かもね。

お姉さん
お姉さん

多分そうだよね。毎回白血球が多いけど、特に何も言われないんだ。

こんな感じで人によって差があったりするよ。

だから1回の検査で多い・少ないを判断するというよりも、

『以前と比べて値が極端に変わっていないか』

というのが重要だったりするね。

白血球が少ない理由は?

そうしたら次は少ない理由について解説するよ。

この理由としては主にこの3つかな。

  • 激しい感染症
  • ウイルス感染
  • 薬などによる治療の影響

激しい感染症

多くなる理由で病原体が入ってきたときという話をしたね。

でもこの病原体をやっつける働きが多くなり過ぎて白血球を使う量がどんどん増える。

その使うスピードに作ったり放出するのが追い付かなくなる時があるんだ。

こうなってしまうと数が減っていくよ。

ウイルス感染

病原体の感染の中でもインフルエンザの時なんかは減少することがあるんだ。

インフルエンザだけじゃないけど、一部のウイルスは白血球の作る働きを弱めてしまうんだ。

だけどウイルスが入ってくれば白血球は使われる。

結果として減ってしまうということだね。

薬などによる治療の影響

これもウイルスの時と同じなんだ。

薬などの影響で白血球を作る働きを弱めてしまう。

後は薬の副作用で白血球数を減らすようなものもあるよ。

こういった場合には白血球の数が減ってしまうよ。

病気で減ることも

あとは白血球が少なくなる病気として再生不良性貧血、悪性貧血などがあるよ。

とは言っても、この病気は『白血球が減る』というよりも血液自体が作られにくくなるという感じだね。

だから血液の中の成分の1つである、白血球が減るというわけだね。

白血球の値が異常だと病気?

ここまでで白血球が多かったり少なかったりする場合について解説してきたよ。

でもこれは最初にも言っていたことだけど、特に体に異常がなくても白血球って増えたり減ったりするんだ。

だから基準値から外れたと言っても、必ず病気というわけじゃないだよ。

この白血球は生活習慣や検査をした時の体調に、とても左右されやすいんだ。

運動やストレス、月経、妊娠でも白血球の数値は変化。

例えば検査の前に階段を上ったり、小走りをするだけで数値が上がることもあるよ。

短期的なストレスの場合には、数値が増えることがあるんだ。

逆に長期的なストレスの場合は、減ることもわかっているよ。

こんな感じで特に病気がない人でも、数値が異常になることがあるんだ。

数値が基準値から外れているときは、他の検査項目と比べて調べていくことが重要だよ。

まとめ

白血球について解説をしたよ。

・白血球の役割は外敵から体を守ること

・病原体を退治するために多くなる

・逆に激しい感染症などの場合には減ることもある

・体に異常がなくても増えたり減ったりする

・基準値から外れている時には他の検査と一緒に見ることが重要

こういった話だったね。

白血球に限ったことじゃないけど、検査の項目は1つだけじゃなくて他の項目と一緒に見ることが重要だよ。

血液検査で何か病気の可能性がある。

精密検査をして病気を特定。

こうやって病気を見つけていくんだ。

白血球は、その中でも増減しやすいものだから可能性を考える時に大切な項目ってことだね。


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血液検査について、ここでまとめたよ。

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