【体循環と肺循環】わかりやすい動脈血と静脈血の覚え方!

体について
ぴぃすけ
ぴぃすけ

こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。

今日はちょっと迷いがちがこの話。

『体循環』『肺循環』

について話していくね。

これに合わせて絶対に覚えてもらいたいのは血液の名前になるんだ。

動脈と静脈は血管という名前の通り、その中には血液が流れているよね。

血液には動脈血と静脈血というものがあるんだけど、動脈だからって絶対に動脈血だとは限らないんだよ。

ここら辺って覚えにくい部分でもあったりするけど、体の仕組みから考えると覚えやすいんだ。

今日はそんな部分も話していくから、しっかり覚えていこうね!

体循環とは

まず最初は体循環から説明していくね。

この体循環っていうのは、漢字の通りなんだけど、、

これが体循環ってことだよ。

それで覚えなければいけないのは

  • どこからスタートして
  • どこがゴールになるのか

ということだね。

じゃあまずはこの体循環が、どこから始まるかというところなんだけど…

どこからだと思う?

血液を全身に送り出すところといえば…。

そう『心臓』だね。

でもこの心臓には4つの部屋があるよね。

  • 右心房
  • 右心室
  • 左心房
  • 左心室

ちなみに略語でも覚えておくと、便利だよ。

そうしたらスタートは、この4つの部屋のうちのどこかということになるよね。

ぴぃすけ
ぴぃすけ

どこだと思う?

しょう
しょう

全身に血液を送るのが体循環だから、左心室だね!

そうだね。

この体循環は全身に血液を送る。

だからその役割は左心室がやっている。

ちなみにこの時に下大静脈と上大静脈から右心房に戻るよ。

この経路が体循環という経路だね。

体全身をめぐる経路のこと

左心室から始まり、大動脈、全身の血管を巡って、下大静脈と上大静脈から右心房まで戻る経路

肺循環とは

次は肺循環について話をしていくね!

これは読んで字の通り血液が肺を循環する経路だよ。

でもこれって不思議に思わない。

「全身の臓器の中で、どうして肺だけは別物にするんだろう?」って…。

これは血液の役割を考えればよくわかると思うんだ!

血液っていうのは、なぜ全身に巡っている?

これは全身に『あるもの』を届けているからだよね。

これがないと、多分数分と生きられないというものがあるよね。

それが

だね。

酸素ってすごく重要だよね。

ぴぃすけ
ぴぃすけ

そういえばこの前、酸素が今よりも多くなったらという動画を見たんだけど、衝撃的だったんだよね。

しょう
しょう

どんな内容だったの?

ぴぃすけ
ぴぃすけ

虫の大きさって酸素に依存しているから道端にでっかい虫が出るんだって。

しょう
しょう

酸素ってすごいんだね…

これは余談だっただけど…

酸素っていうのは基本的に体では使って消費するものだよね。

だけどあるたった1つの臓器だけは酸素を提供してくれる場所がある。

それが今回の肺循環のメインの『肺』になるね。

だから肺は肺循環という特別な経路を持っていて、その経路によって血液に酸素を与えているんだ。

さっき話したように、体循環で全身を巡った血液は『右心房』にもどってきたよね。

そうしたら右心房に戻ってきた血液は右心室を通ってそこから肺に入って、左心房に戻っていくよね。

右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房という経路のこと

血液中の二酸化炭素を酸素と交換している

これが肺循環というものだね。

動脈と静脈

ここまでで循環については理解できたかな。

でもここの内容で、もう1つ重要な話があるんだ。

それが『動脈と静脈』についてだよ。

ここまでいろいろと説明してきたのには理由があるんだ。

復習として少し書いておくよ。

血液は酸素を全身に運ぶもの

肺は唯一酸素を供給してくれる場所

だから体循環と肺循環がある

この動脈と静脈、さらにその中に流れている血液の関係には『酸素』というのが重要になってくるんだ。

まずは、この動脈と静脈についての開設だよ。

ここは心臓を基準にして考えると分かりやすいよ。

この心臓を基準にして考えるというのが、後の話にすごく重要になるからしっかり覚えてね。

肺動脈と肺静脈

というので、またでてきた肺だね。

多分ここがごちゃごちゃになるんじゃないかな。

でも覚え方としては、さっきと同じで心臓から出ていくか心臓に戻るかで考えると分かりやすいよ。

肺動脈は動脈って名前が付いているから、心臓から肺へ出て行く血管だね。

肺静脈は静脈だから、肺から心臓に戻ってくる血管だね。

そうしたらその中を流れている血液の名前だね。

ここが一番間違えやすい部分になるよ。

動脈血と静脈血

動脈血と静脈血。

名前から考えると動脈に流れているのが動脈血。

静脈に流れているのが静脈血と思っちゃうよね。

でもこれは間違いなんだ。

というのも、動脈血と静脈血という名前がどうやってついているかが理由になるよ。

最初にまとめておくと…

動脈血:酸素が多い血液

静脈血:酸素が少ない血液

こうやって血液中に含まれている、酸素の量によって名前がついているんだ。

体循環と動脈血と静脈血

分かりやすい方から解説をしていくね。

おさらいなんだけど体循環っていうのは…

  • 心臓から全身に動脈を使って血液を送る
  • 全身から静脈を使って血液を心臓に戻す

これが体循環だったね。

それでこれをやっている理由は血液中の酸素を全身に渡すためだよね。

だから体循環の場合には、

これは正しいよね。

肺循環と動脈血と静脈血

次は肺循環と動脈血、静脈血を考えていくよ。

肺循環はどういった経路だったかというと…

  • 心臓から肺に肺動脈を使って血液を送る
  • 肺から心臓に肺静脈を使って血液を戻す

これが肺循環。

この肺循環って何をやっているかというと、

  • 酸素少ない血液が酸素が豊富な肺に「酸素くれー」ってもらいに行く
  • その酸素が豊富な心臓に戻す

これが肺循環の役割だったよね。

ここで血液の名前の付け方を思い出してほしいんだ。

こういった名前の付け方がされていたよね。

だから心臓から肺に送る『肺動脈』の中にあるのは静脈血。

肺から心臓に戻る『肺静脈』の中にあるのは動脈血。

こうやって血管の名前と逆の名前の血液がながれているんだよ。

ただ単純に単語で覚えようとするとすごく大変なんだけど、こうやって1つ1つ丁寧に理由を付けて覚えていくことが大切だよ。

まとめ

最後に今日の話をまとめておくね。

・体には体循環と肺循環というものがある

・体循環は心臓から全身を巡って心臓に戻る経路

・肺循環は心臓から肺にいって心臓に戻る経路

・血液の重要な働きは酸素を運ぶこと

・酸素が多い血液を動脈血、少ない血液を静脈血

こんな感じだね。

これでもう体循環と肺循環はバッチリだね!

こんな感じで理由を考えると、すごくわかりやすくなるよ。

じゃあ今日は体循環と肺循環の話でした。


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