
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
「けんしん」って聞いたことがある人も多いよね。
でも実は「けんしん」と言っても漢字で書くと「健診」と「検診」の2つがあるって知ってた?
いつも職場や学校で受けてる「けんしん」ってどっちだと思う。
ここでは2つの「けんしん」の意味や違いなんかを紹介するよ。
健診と検診とは

「健診」と「検診」って読み方が同じだし、もしかしたら…
「これって漢字が間違っているんじゃないの?」
とか思う人もいるかもしれないんだ。
でもこれは単に漢字の間違いじゃないんだよ。
おそらく職場や学校では「健診」の方をよく見かけるかもしれないね。
実はこの2つにはそれぞれ違った目的があるんだ。
それじゃあ、1つずつ見ていこう。
健診について

最初は健康の『健』を使った健診について解説するね。
これは健康診断の事なんだ。
健康診断を略して健診といってるわけだね。
健康診断は健康かどうか判断するもので、これから病気にならないように自分の生活習慣を見直すことが目的なんだ。
毎年定期的に受けることで、自分の体の状態や変化を知ることができる。
これで体調管理ができるってことだね。
健康診断は特定の病気を探してるわけではないんだ。
ちなみにこんな風に病気の発生を予防することを「一次予防」っていうんだよ。
健康診断にもいくつか種類があるよ。
健康診断の種類
40~74歳の人のうちで、例えば国民健康保険など公的医療保険加入者を対象としたのが特定健康診査ってものがあるよ。
市役所や役場から「特定健康診査を受けましょう」ってお知らせが来たりするよ。
あとは職場で行う職場健診、学校で行う学校健診もあるね。
こういうのって全部法律で決められていて、対象の人は受けなきゃいけないんだ。
後はこれ以外に自分で自由に受けることができるものもあるよ。
それが人間ドックや脳ドックというものだね。
これは任意だから費用は自己負担なんだ。
健康診断の詳しい内容はまた、別のところで紹介するね。
検診について

そうしたら次は検査の『検』の漢字を使った検診について解説するよ。
こっちは「○○検診」って表されることが多いよ。
健康診断の健診とは違って、この検診は特定の臓器などの病気を早く発見し、早く治療することが目的なんだ。
代表的なものはがん検診だね。
- 胃がん検診
- 肺がん検診
- 乳がん検診
- 子宮がん検診
こういったものがあるよ。
その他には歯科検診なんかもあるね。
病気には早期に症状が出にくいものがあるんだ。
自分でも気づかないうちに病気になってることもあるんだ。
だから早く検査することで、症状が軽いうちに治療ができるというわけ。
ちなみにこれは「二次予防」っていうんだ。
職場や学校のけんしんは?
「健診」と「検診」の違いは分かったかな?
じゃあ職場や学校で受けるのはどっちだと思う?
これは健康診断だから「健診」が正解だね。
ただ自治体でする特定健康診査や職場健診は「検診」と一緒に受けることもできる場合もあるよ。
でも基本的には二つは別のものなんだから、別々に受けなきゃいけないことが多いね。
でも一緒に受けることができたら便利だよね。

お姉さんは人間ドックって受けてる?

私は毎年人間ドックを受けてるよ
この人間ドックっていうのは、自分で受けたい内容が選べるのが特徴だよ。
だから「健診」と「検診」が一度に受けられるというメリットがあるんだ。
だけどこれって、自己負担だからちょっと高いんだよね。
検査項目を増やすと、金額がどんどん高くなっちゃう。
それだけがデメリットだね。
でも自分の健康のためには、やっぱり受けた方がいいね。
けんしんのまとめ
今回の内容を最後にまとめておくね。
・健診は健康診断のことで、これから病気にならないように自分の生活習慣を見直すことが目的
・検診は〇〇検診なんかで使われていて、特定の臓器などの病気を早く発見し、早く治療することが目的
・別ものになるから、別々に受ける必要があることが多い
・人間ドックであれば自分で選択して両方を受けること出来る
こんな感じの内容だったね。
「健診」と「検診」
どちらも自分の健康にとっては大切なものになるよ。
違いを理解して、自分の体のために毎年受けるようにしたいね。
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