
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
貧血って何か知ってる?
ふらふらーってなるあれね。
これつらいよね。
僕も貧血気味で運動とかするとすぐクラクラしてたんだよね。
そういえば、立ち上がって「貧血だー・・・」って思うことない?
実はこれ貧血ではないことが多いんだ。

立ちくらみって貧血が原因じゃないの?

実は貧血とはちょっと違うんだ。
貧血っていうのは体に血液が足りていない状態だよ。
これは常にこうだったり一時的にそうなってしまったりと理由は様々だよ。
今日はそんな貧血についての話をしていくね。
貧血の人ってどんな状態?

最初に貧血の人がどんな状態なのかを少し話していくね。
貧血って読んだ通り、体に血液が足りていない状態なんだ。
少し細かくいうと血液中の赤血球の数が少なくなっている。
さらに細かく言えば、赤血球中のヘモグロビンっていうのが、少なくなっている状態のこと。
これが貧血ってことなんだ。
実はこのヘモグロビンっていうのが、すごく重要。
ヘモグロビンっていうのは酸素が少ないところでは酸素とくっつく。
酸素が多いところでは酸素と離れるっていう性質があるんだよ。

じゃあ人間の体で酸素が一番多いところはどこだかわかる?

呼吸をして空気を取り込む肺!

正解!
だから人間の血液って心臓がドクン!っていって血液が全身に回るよね。
そうしたらその全身に回った血液はまた心臓に戻ってくる。
今度は肺を通ってまた心臓に戻ってくるんだ。
そして肺から戻ってきた血液はまた全身に送られるっていう感じ。
心臓→全身→心臓→肺→心臓→全身・・・
うまくできているよね。
貧血の検査方法と項目
じゃあ次は貧血の検査の方法とどんな項目があるのかを話していくね。
今までの話からだいたいわかるかな?

血液が重要だから、採血して検査するのね!

そう!
貧血の検査は血液検査でわかるんだ!
血液を検査することで、貧血の検査の項目を調べることができるんだ。
貧血の検査項目にはどんなものがあるかというと、わかる人も多いかな。
赤血球の数とヘモグロビンの量だね。
これ以外にもヘマトクリット(Ht)というやつもあるよ。
ヘマトクリットは血液中にどのくらいの血球があるかを割合で出しているものなんだ。
血液の血球って赤血球と白血球があるよね。
でも赤血球のほうがすごく数が多いから、ヘマトクリットはおよそ血液中の赤血球の体積の比率に等しくなるよ。
ヘマトクリットについて詳しくは、ここで解説しているよ。

結果の見方
じゃあ実際にどんな感じで貧血を判断するかを話していくね。
まずはかなり重要なヘモグロビンから!
ヘモグロビンの検査結果はHbとかHBとかって書いてあることが多いよ。
ちなみにHbA1cっていうのもあるんだけど、これは貧血の検査じゃないよ。
糖尿病の検査なんかで見る数値になるから気を付けてね!
になっているから、自分の数値を見比べてみてね。
次は赤血球数にいくね。
赤血球はそのまま「赤血球」って書いてあることが多いんだけど、「RBC」と書いてあることもあるんだ。
これはred blood cellの頭文字を取ったものになるよ。
ちなみに『μ』って何かというと、この『μ』は「マイクロ」っていうよ。
どんな意味を表しているかっていうと、10-6倍という事になっているよ。
1/1000000っていうことだね!
その中に何百万ってすごいね!
他にも項目があるんだけど、この2つをしっかり覚えて欲しいな。
下に貧血の時に見る項目について基準値をまとめておいたよ。
項目 | 基準値 |
---|---|
RBC(赤血球) | 男性:410〜550万個/μl 女性:380〜480万個/μl |
Hb(ヘモグロビン) | 男性:14〜18g/dl 女性:12〜16g/dl |
Ht(ヘマトクリット) | 男性:40〜50% 女性:36〜45% |
MCV | 81〜100fl |
MCH | 27〜32pg |
MCHC | 31〜36% |
貧血の原因は?

最初にも少し話したように貧血は、血液の中にある赤血球やヘモグロビンが基準よりも少なくなっている状態だね。

この2つが少なくなるというのはどんな時だと思う?

たくさん出血した時と、、
後はなんだろう?

ひとつは正解!
正解はこの2つだよ。
じゃあ1つずつ見ていこうか!
体の中で作られなくなった
貧血のほどんどはこっちが多いかな。
その中でも一番多いのが
鉄欠乏性貧血
っていうものだよ。
その名の通り体に鉄が足りなくて貧血になってしまった状態だよ。
でもどうして鉄が不足すると貧血になると思う?
実はヘモグロビンが作られないんだ。

ヘモグロビンってこんな感じで、ヘム(鉄)とグロビンから作られているよ。
だからその鉄がなくなると作られなくなってしまうんだ。
この他にも葉酸とかビタミンB12というものも貧血の原因になるよ。
こっちはヘモグロビンではなくて、赤血球が作られなくなるからだね。
作られない理由としてはこのくらいかな。
出血する
じゃあ次は出血。
こっちはわかりやすそうだね。
でも実は出血と言っても体の外に出るだけじゃないから気をつけてね。
足を擦りむいた時のように血が外に出て来ればわかりやすいね。
だけど例えば体の中で出血している場合もあるんだ。
内臓系の出血だね。
この場合は痛みを伴う時もあるからそっちで気づくことが多いよ。
でも貧血が理由で大きな病気が見つかることもあるんだ。
だからただの貧血だからと言って病院に行かないっていうんじゃなくて…
ずっと症状がよくならない時はお医者さんに相談してみてね。
貧血の症状について
症状についてもまとめておくね。
貧血の症状は基本的にめまいとかが多いかな。
というのもここまで読んで分かったと思うんだけど、貧血を起こすと体は一種の低酸素状態になるんだ。
ヘモグロビンは酸素を運んでいる話をしたね。
それが少なくなるってことは、酸素が体全身に運ばれなくなるってこと。
だから脳に酸素が足らなければ立ちくらみやめまいの症状が。
体全身(筋肉)に酸素が足りなければだるかったり疲れやすいという症状。
心臓に酸素がたりなければ息切れしたり動悸がしたりするよ。
一言に貧血って言ってもいろいろな症状があんだ。
改善方法はある?

最後に貧血の改善方法の話をしていくね。
貧血にはヘモグロビンが重要という話だったよね。
だからそのヘモグロビンを体の中でしっかり作ってあげること。
これが重要になるよね。
そのために必要だったのが鉄分だったよね。
ただ鉄分といっても実は吸収されやすいものとされにくいものがあるんだ。
吸収率がいいのは動物性(魚やお肉)の鉄分だよ。
植物性(野菜)より吸収率がいいんだ。
でも鉄分の吸収に必要な葉酸は野菜に含まれていることが多いから、お肉や魚、野菜、バランスよく摂るのが一番良いよ。
なんで同じ鉄分なのに吸収に違いがあると思う?
この理由については、ここでまとめたよ。

まとめ
今日は貧血の検査、原因などについて話したよ。
立ち眩みとは違って、普段立っている時に身体がだるかったり、めまいがするようだったら今日の話を思い出してほしいな。
採血はちょっと嫌だけど簡単な検査だから病院で相談してみてね。
今日の話はこれでおしまい!
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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