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今日はABIっていう検査がどんな検査なのかを話していくね。
ABIは動脈硬化を調べる検査なんだけど、
・そもそもABIってなんのことを言っている?
・ABIはどこをみて動脈硬化がわかるの?
・ちょっとした豆知識
みたいな部分を話していくね。
ABI(血圧脈波検査)とはどんな検査?
みんなABIってどんな検査か知ってる?
最初はABIってなんの略かから話していくね。
A:Ankle(足首)
B:Brachial(上腕)
I:Index(比)
実はABPIとも言われていて
BとIの間に P:Pressure(血圧)が入ることもあるよ。
なんとなく言葉からわかるよね。
ABIっていうのは、足と腕の血圧の比を見る検査なんだ。
腕の血圧はみんな測ったことがあると思うけど、足の血圧はほとんど測ったことがないよね。
足の血圧も腕の血圧と同じように測定していくんだ。
ただ足のほうが少し血圧が高いから、腕よりも「ぎゅー」って締め付けが強くて最初は痛く感じるかも。
ABIを見る時には両腕と両脚の血圧を同時に測定する必要があるから専用の機械が必要になってくるんだ。
次はABIでどんなことをみることができるのかという話だよ。
ABIは何を見ているの?
次はABIが何を見ているかというと・・・
『動脈硬化』
動脈硬化って聞いたことあるよね。
実はこのABIは主に動脈硬化を確認する検査になるんだ。
腕と足の血圧って比較するとどうなっているかというと
ほとんど同じくらいかもしくはちょっと足が高いくらいなんだけど。
これに差が出てきてしまうとどこかしらに異常があるということなんだ。
例えば腕の血圧よりも右足の血圧が低くなってしまっている場合は
右足が動脈硬化になっている可能性があるよ。
動脈硬化によって動脈が詰まってしまうと足に流れる血流量が減ってしまう。
結果として血圧が下がってしまうんだ。
こうやって腕と足の血圧を測って
それがどのくらい違いがあるかで動脈硬化を見ることができるんだ。
簡単にだけど血圧と問題のある箇所についてまとめたよ。
血圧がおかしい場所 | 考えられる問題 |
---|---|
右足もしくは左足の血圧が低い | 血圧が下がっている方の足の動脈が詰まっている |
右腕もしくは左腕の血圧が低い | 血圧が下がっている方の腕までの動脈が詰まっている (鎖骨部の動脈など) |
腕に比べて両脚の血圧が低い | 両脚の動脈が詰まっているもしくは それよりも頭側の動脈が詰まっている(腹部大動脈) |
ABIは基本的には血圧が下がるものを見ているけど
たまに足の血圧が異常に高い人がいるんだ。
動脈硬化で血管が硬くなってちゃんと血圧が測れていないときもあるけど
若い人でもなるときがあるよ。
この年齢で動脈硬化はちょっとありえないかなって。
そういうときは心臓の弁の異常
『大動脈弁閉鎖不全症』が考えられるんだ。
まとめ
なんとなくABIについてわかってくれたかな?
簡単にだけどABIはこんな検査だよ。
基本的には足の血圧が低いから
足の動脈に動脈硬化があるなっていうことを調べる検査だけど。
それだけでもっとたくさんの情報を得ることができるんだ。
ちなみに動脈硬化はコレステロールとかが原因で起こるものなんけど、最近その関係で個人的に最強なんじゃないかと思っているものがあるんだよね。
データもちゃんとあって、なおかつ安全に摂れる。
しかもコレステロールだけじゃない。
もしコレステロール、血糖値、体重なんかが気になる人は参考にしてみてね( ^˂̵˃̶^)
医療従事者が最強なんじゃないかと思った●●について
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コメント
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大変ためになりました。 わかりやすく書いてあるので大変読みやすかったです。