こんにちは( ^˂̵˃̶^)
ぴぃすけだよ!
「足の血管がボコボコしているのんだけどこれって何?」
前にこんな質問を受けたことがあるんだ。
これって静脈瘤っていうものになるんだ。
足にできるから足のことを下肢っていって、「下肢静脈瘤」っていうものになるね。
この静脈瘤の原因は弁が壊れることによって、血流が逆流することが理由になるんだ。
おそらく一度でも検査したことがある人は『弁』という言葉を聞いたことある人も多いよね。
でも結局その弁って一体なんなの?
こんな疑問が出てくるよね。
弁って言われてもよくわからない、今日はそんな血管にある弁について話をしていくね。
血管について
今日の本題に入る前にちょっと血管について少し話をしていくね。
血管には2種類あるんだけど、それって知ってる?
じゃあその違いは何?
実は厳密にはちょっと違う部分もあるんだけど、下肢静脈瘤を知るためにはそれで大丈夫だよ。
その動脈と静脈なんだけど、弁ってどっちにもあるわけじゃないんだ。
同じ血管なんだから両方にありそうだけど、実は動脈には弁というものは存在しないんだ。
だから動脈瘤っていうものと、静脈瘤っていうものは原因が違うから気をつけてね。
動脈には必要がなくて静脈には必要。
血管にもいろいろあるってことだね。
このどうして動脈に弁がないかについては静脈が何をしているのかや弁の働きがわかると納得できると思うよ。
静脈には弁がある
動脈と静脈ということがわかったところで、結局この弁っていうものがなんなのかについて話をしていくね。
さっきもちょっとだけ出たんだけど、静脈ってどんな働きがあった?
全身から血液を戻す役割だったよね。
体全身と考えると少しややこしくなるから、足という部分についてだけ絞って考えてみるよ。
全身に血液を送るためには心臓がポンプの役割をしているのはわかるよね。
ここに関係があるのは動脈だよね。
それで動脈を通って足の場合には下にあるから重力もあって、血流が流れるのは理解できるよね。
ここで1つ疑問が出てくると思うんだ。
「重力があるのにどうして血液を戻せるの?」
ここに気づけた人は、鋭いね!
足から血液を心臓に戻すためには重力が働いているから、普通に考えれば血液は戻っていかないよね。
でも戻さなければいけない。
そのためには重力に負けないくらい強い力と、下に落ちていかないように支える力が必要というわけなんだ。
足の血液を心臓に戻すためにはこの4つの働きによるんだ。
・呼吸による肺の吸引
・心臓からの圧力によるもの
・筋肉の収縮によるもの
・静脈の弁の支え
4つ働きの中で上3つが戻す力になるよね。
1つ1つの力はそんなに強くなくても合わさってしっかり血液を戻すことができているんだよ。
そして重要なのが4つめの、今回本題となってる静脈の弁の支えというもの。
ここまでしっかり聞いてくれた人はなんとなく理解できてきたと思うんだ。
いろいろな力で血液は心臓に戻そうとしているけど、重力に負けて血液は下に落ちていってしまう。
だけどそれを静脈に弁が支えているということだね。
だから静脈には弁が必要で、動脈には弁が必要ないということになるよね。
弁が壊れると何が起きる?
弁が必要ということがわかったところでこの弁がもし壊れてしまったらという話に入っていくよ。
もし弁が壊れたら血液はどうなると思う?
さっきまでの話だと、重力に負けて下に溜まっちゃうよね。
心臓は常に動いているから、重力に負けて血液が下に落ちてきてしまうと、どんどん血液は下の方に溜まってしまうよね。
そうなると血管はどんどん太くなってしまう、これが静脈瘤というわけだね。
でも溜まった血液ってどうなるの?
実は足の静脈っていうのは浅いところにある表在静脈っていうもの、深いところにある深部静脈というものがあるんだ。
表在静脈は細くて、深部静脈は太い静脈になるんだ。
基本的に弁が壊れて静脈瘤になるのは、表在静脈の方になるんだ。
血管はつながっているから、ある程度の場所で深部静脈に血液が流れていくんだ。
ちょっとここの部分は難しいよね。
壊れると血液が溜まるから静脈瘤になるというように覚えておいてくれれば問題ないよ。
そこから先は治療に関係するところになるからね。
まとめ
今日は静脈の弁と静脈瘤についての関係について話をしてきたよ。
・静脈には弁がある
・静脈が血液を戻すのには4つの役割による
・弁は重力によって血液が逆流しないようにするためのもの
・弁が壊れると下に血液が溜まって静脈瘤になる
こんな感じだったね。
今日は少し難しい話もあったね。
できるだけ順を追ってわかりやすく説明したけど、もしわからなければコメントに書いてもらえると助かるよ^^
さらっと「弁が壊れていますね」とか言われるとすごく心配になるよね。
それってどういうことなのかということがわかると少しは心配も解消できるかなと思うんだ。
そういう助けになれば嬉しいな^^
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