
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
エコノミークラス症候群っていう名前を聞いたことがある?
飛行機に乗っていて、そこから降りる時に急に倒れてしまう。
もしかしたら命に関わることもあるのが、このエコノミークラス症候群というものなんだ。
この症状って実は飛行機だけじゃなくて、デスクワークでも起きてしまうことがあるんだ。
というのもこのエコノミークラス症候群っていうのは、2つの病気からなっているからなんだ。
そんなエコノミークラス症候群について、どうして起きてしまうのかや予防の方法などを紹介していくよ!
エコノミークラス症候群とは?
このエコノミークラス症候群っていうものがどういうものかについて話をしていくね。

エコノミークラス症候群についてどこまで知ってる?

うーん、確か血栓ができてしまうっていうのは聞いたことがある。
実はこのエコノミークラス症候群っていうのは病気の名前じゃないんだよ。
「えっ、そうなの?」って驚いた人も多いんじゃないかな。
正確には
- 深部静脈血栓症
- 肺塞栓症
という2つの病気が原因になっているんだ。
どうしてこの名前がついているのかというと、エコノミークラスに乗っていた人が降りた時に出る症状だから、この名前になっているんだ。
血栓が原因には変わりないんだけど、足に血栓ができただけでは特に倒れたりとかはないんだ。
その血栓が原因で肺塞栓症というものになってしまうことが危険なんだ。
この2つの病気について1つずつ話をしていくね。
深部静脈血栓症

まずは深部静脈血栓症から話していくよ。
これは名前の通りだからなんとなくわかるよね。
ただこの『深部』というのが謎の言葉だよね。
実は足の静脈には表在静脈と深部静脈という2種類あるんだ。
こうやってわけられているよ。
だから深部静脈血栓症は深部静脈にできる血栓ということだね。
どうして血栓ができるの?

深部静脈に血栓ができるというのはわかった。
でもどうしてこの深部静脈にどうして血栓ができてしまうのかという部分が重要だよね。
これがどうしてかというと、足の静脈の血液を送り方を考えるとわかるんだ。
足の静脈というのは、心臓よりも下にあるよね。
だけど静脈の働きとして心臓に血液を戻さないといけない。
普通に考えれば重力の関係で血液は戻っていかないのはわかるよね。
だから足の静脈を心臓に戻すのには3つの戻す力と1つの支える力が働いているんだ。
上3つが戻す力だね。
注目して欲しいのが3つめの筋肉の収縮によるものというところ。
人間は二足歩行ができるくらい、しっかり足に筋肉があるよね。

そこに力を入れたら静脈に圧をかけられそうじゃない?

確かにぎゅっと圧がかかりそう。
そうやって力を入れて血液を送り返すことができるんだ。
だけどエコノミークラスのような狭い席なんかに座っていたら足って動かせないよね。
そうすると血液の流れは滞ってしまう。
実はこれが血栓ができる原因の1つになっているんだ。
ちなみに血栓ができやすい条件には3つあって、そのうち2つ以上が重なると血栓ができやすくなると言われているんだ。
血液は水分だから、脱水状態なんかになると血液の成分が変わってきてしまう。
ドロドロした血液を想像してもらうといいかな。
その血液がうっ滯していたら血栓ができてしまいそうだよね。
エコノミークラスなんかの狭い席に長時間座っていると、トイレに行きたくないから水を飲まないし足の自由に動かせない。
こう考えると3つのうち2つに当てはまってしまうよね。
だから飛行機は血栓ができやすい状態になってしまうということだね。
肺塞栓症

その血栓は足にある状態なら血液の液体成分が外に漏れ出て足がむくんだり腫れたりという症状が出てくる。

だけどちょっと想像して欲しいんだけど、今までうっ滯していた血液が立ち上がって一気に流れたらどうなると思う?

血栓も一緒に流しちゃいそう。
そうすると静脈というのは、まず心臓に戻って、そこから肺にいく。
肺の先にいくにつれて血管はどんどん細くなっていくから、そこで詰まってしまうということ。
それが肺塞栓症というものだね。
エコノミークラス症候群って言われるのは…
エコノミークラスに乗って血栓ができて、目的地について降りた時に立ち上がる。
その時に血栓が肺に飛ぶことで起こるというわけ。
●エコノミークラス症候群
エコノミークラスに乗って両隣に人がいる席になってしまった。
↓
あまり邪魔になるのも悪いので、できるだけ水分を取らずに席にじっと座っていた。
↓
血液のうっ滞、血液成分の変化によって血栓が作られる。
(深部静脈血栓症の発症)
↓
目的について立ち上がった瞬間に血液が一気に流れる
↓
血管内にあった留まっていた血栓が血流の力で肺まで飛ばされてしまう。
(肺塞栓症の発症)
デスクワークでエコノミークラス症候群?
ここまでの話でエコノミークラス症候群がどんなものかわかったね。
そうしたら今日の本題である『デスクワーク』でもエコノミークラス症候群は起こるのかという話になるよ。

この理由は分かる?

えっと、確か原因が脱水と足を長時間動かさないことによる血液のうっ滯だったから…。
デスクワークでも同じ状況になる…。
エコノミークラス症候群っていう名前になっているから、飛行機だけでしか起きないように思うけど、2つの病気である
- 深部静脈血栓症
- 肺塞栓症
は起こるよね。
だから厳デスクワークでもエコノミークラス症候群は起こるということなんだ。

名前だけで騙されてはいけないね。

そうだね。
原因とどんな病気が起こっているのかをちゃんと理解していくのが重要だね。
予防法やグッズを紹介
だから飛行機の時もそうだけど、しっかり血栓ができないように予防することが重要だね。
最後にグッズなんかも紹介するけど、特にものを使わなくてもできることも多いよ。
それを予防するためにどんなことをすればいいと思う?
ここまで話しを聞いてくれた人ならすぐわかるよね。
原因が
- 血流のうっ滯
- 脱水
だったよね。
だからそれをなくせばいいってわけだね。
原因がしっかりわかると何をすればいいのかもよくわかるよね。
具体的にはデスクワークの場合なら適度に立ち上がったりすることがいいかな。
もし忙しくて立ち上がっている余裕がないという人なら、足の指先を上に力を入れたりするのもいいね。

ちょっとやってみて。

足つりそう…
でも多分ふくらはぎのあたりにしっかり力が入ったと思うんだ。
足って『第二の心臓』っていうくらい筋肉によって血液循環に携わっているんだ。
だから適度にそんな感じで足に力を入れてあげるだけでも違うからやってみてね。
あとはしっかり水分を取るということも重要だよね。
でっ、最後にグッズとしては外側から足に力をかけてあげられるものがあるんだ。
一般的に売られているもので言えばこういうものだね。
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ただこれが絶対に予防するというものではないから、原因を作らないということを心がけてね!
まとめ
今日はエコノミークラス症候群がどういうものなのかということを話してきたよ。
・エコノミークラス症候群は病名ではない
・深部静脈血栓症と肺塞栓症の2つからなる
・静脈還流には3つの戻す力と1つの支える力がある
・筋肉は静脈の血液を戻すのに重要
・飛行機は血栓ができやすい条件が揃ってしまう
・デスクワークでもエコノミークラス症候群になる
・ならないために自分でしっかり原因を取り除く
こんな感じだったね。
どうして血栓ができてしまうのかという部分がわかってくれたかな。
そこがわかってもらえれば血栓ができないためにはどうすればいいかということもわかると思うんだ。
エコノミークラス症候群って誰にでもなる可能性があるんだ。
だから自分でしっかり原因を知って予防することが大切になるよ!



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