
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
「健康診断」と「人間ドック」って聞いたことあるよね。
でもこの2つの違いって知ってる?
今日はそんな
- 健康診断
- 人間ドック
この2つについて、どんなことを見ているのかや違いを詳しく解説していくね。
人間ドックとは?
最初は人間ドックからだよ。
人間ドックには
- 病気にならないため
- 病気を早く見つけて早く治療すること
この目的があるんだ。
つまり病気の予防、早期発見、早期治療だね。
人間ドックは自分の意志で定期的に検査をすることができるよ。
ただ人間ドックには法的な義務がないんだ。
実は健康診断との違いは、この部分になるんだよ。
でも、会社や健康保険組合の制度として人間ドックの受診が設定されている場合があるよ。
だから、健康診断の一種といってもいいね。

私の会社では人間ドックを受けるように言われるんだ。

健康診断とは別で受けるところもあるね。

そうそう。病院が指定されていて、好きな病院で時期を決めて受けることが出来たんだ。
ちなみに人間ドックでは多くの検査項目があるんだ。
何の検査をするかを自分で決めることが出来る。
さらに専門ドックといって、脳や心臓など特定の臓器を専門的に検査することもできるんだよ。
健康診断とは?
じゃあ次は健康診断だね。
健康診断も目的は人間ドックと一緒だよ。
でも健康診断の場合は、病気の予防という意味合いが強いかな。
それで人間ドックとの違いは、健康診断は法律でやることが決められているんだ。
学校や会社で働いている人は、絶対受けなければいけないよね。
ここが大きな違いだね。
管理者にも受けさせる義務があるし、学校に通ったり働いている人にも受ける義務があるんだよ。
ちなみに検査項目についても、法律で決められていているよ。
具体的には
- 血液検査
- 身体測定
- 胸部レントゲン検査
- 心電図検査
こういった感じだね。
一部は医師の判断で省略が可能になっているよ。
2つの違いってなに?
人間ドックと健康診断の大きな違いは法律で決められているかどうかだったね。
健康診断は法律で決められていて、受けなければいけない。
それに対して人間ドックは個人の意思で受けるから、受けても受けなくてもいいんだ。
ちなみに検査項目の数も違うよ。
健康診には最低限調べる検査が決まっていて、項目も10~15個しかないんだよ。
でも人間ドックはたくさんの検査項目があるよ。
というよりも、たくさんの項目から自分で受ける項目を決めることが出来るんだ。

でも検査ってたくさんあって難しいよね…

そうだね。これはお医者さんと相談したり、病院によってはコースがあったりするから、そこから選べば大丈夫だよ。
人間ドックは医療機関によって違うけど、50~100個の検査項目があるんだ。
本当に病院の検査っていっぱいあるよね。
その中でもコースがあったりするから、まずはそれを基本として受ける。
あと気になる部分があれば、オプションとして自分で検査項目を追加したりする。
こういった感じで受けてみてね。
まとめてみるとこんな感じだね。
健康診断 | 人間ドック | |
---|---|---|
法律で決められている? | 義務がある | 義務はない |
検査項目の数 | 10〜15項目程度 | 50〜100項目 |
オブションの有無 | なし | あり |
費用 | 安い | 高い |
結局どちらを受ける?
それじゃあ結局どっちを受ければいいって話だよね。
基本的に健康診断は働いている場合には、受ける義務がある。
でも結論を言うと…
人間ドックを定期的に受けた方が、病気の予防につながる可能性が高いんだ。
健康診断は検査項目が限られているから、発見されない病気もある。
だけど費用的な負担も少し大きいのが人間ドック。
だけど
- 家族に病気の既往がある
- 年齢が40歳以上
- より詳しく調べたい項目がある
こういった場合には人間ドックもしっかり受けるのが、いいと僕は思うよ。
まとめ
今日は健康診断と人間ドックの違いについて話をしてきたよ。
・健康診断は法律で義務づけられており、会社や学校で必ず受ける必要がある
・健康診断の検査項目は10~15程度と少なく、基本的な体の状態を確認するのが目的
・人間ドックは任意で受けられ、50~100項目と検査が豊富でオプションも選べる
・人間ドックは病気の予防・早期発見に有効だが、費用は高め
・まずは健康診断、詳しく調べたい場合やリスクがある人は人間ドックがおすすめ
健康は自分で守るもの。
まずは健康診断で体の基礎をチェックしつつ、不安があれば人間ドックも取り入れてみてね。
早めの行動で自分の体を大切にしていこうね。
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