
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
今日はOGTT(経口ブドウ糖負荷試験)が、どんな検査か話していくね。
実際にやっていることは、採血なんだけど一般の採血とちょっと違う部分があるんだよね。
急にやると「なんで?」と思う部分もあるから、そういった内容も含めて話していくね。
OGTTってどういう検査?
OGTTはOral glucose tolerance testの頭文字をとっているんだ。

英語って難しいね。
日本語では経口ブドウ糖負荷試験って言うよ。

なんかこれならちょっとイメージつく!

これだと分かりやすいよね。
どんな検査かというと…
短い時間でブドウ糖の入った甘い飲み物を飲んでもらって、血糖の値がどう変化していくかを見ていく検査になるよ。
複数回の採血が必要
このOGTTの検査って血糖の値の変化を見る検査なんだ。
だから、時間によって血液中の糖の値を確認する必要あるんだ。

これって都度、採血するってこと?

そうなんだよね…。
採血って痛い検査だよね。
それを複数回だから、ちょっと嫌な検査でもあるんだ。
それでも怖い病気である、糖尿病をしっかり見ることが出来るから重要な検査なんだ。
OGTTの具体的なやり方
具体的な流れとしては
- 空腹時に採血をして血糖を測定
- 75gブドウ糖(飲み物となっている)を摂取する
- 施設によっても違うが摂取後
30分、60分、90分、120分と採血を行う - 血糖の検査を採った採血でする
こんな流れで検査をすることになるよ。
OGTTは何を見ている検査なの
OGTTはさっきも言ったように糖尿病の判断の1つになるよ。
もうちょっと詳しく言うと…
糖を摂取した時に体の中でしっかり糖を分解できているかを見る検査になるね。
一般的な人は摂取直後から血糖は急激に上がって、1時間くらいで最高値になる。
摂取後2時間くらいで元の血糖値まで戻るんだ。
でも糖尿病の人は、摂取してから2時間くらいで血糖値が最高になる。
そのあとはゆっくり血糖値が下がっていくよ。

そんな違いがあるんだ。

体がどのくらい糖を処理できるかってのが重要なんだ。
だからOGTTは糖尿病の診断基準の1つになるよ。
ちなみに具体的な糖尿病の診断基準は
こんな感じになっているよ。
この75gOGTT2時間値っていうのが、今回話しているものになるよ。
まとめ
今日はOGTTについて話をしたよ。
・OGTTは経口ブドウ糖負荷試験という検査
・血糖の変化を見る検査なので複数回採血をする必要がある
・糖尿病の診断基準の1つなっている
これが基準値外だから「糖尿病だ」ってことではないけど、糖尿病型って言って糖尿病の予備軍になってしまうんだ。
ひとつの検査では確実にわかるわけじゃないけど、こうやっていろんな角度から検査をすることでお医者さんは正しい診断をつけているんだ。

糖尿病を調べる検査ってたくさんあるんだね。

そうだね。
それだけ糖尿病って怖い病気ってことだね。

日頃から気をつけることが本当に大切だね。

うん。
お姉さんはしっかりしているから大丈夫そうだね!
いろいろな検査で糖尿病というものは診断がついてくるんだ。
というのも糖尿病って本当に怖い病気なんだ。
しっかり日頃から意識していきたいね。




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