脳波とは?検査でわかることや計測の方法は?てんかんがわかる!

検査
ぴぃすけ
ぴぃすけ

こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。

今日は脳波の検査について話をするね。

脳波検査ってやったことある?

最近はCTとかMRIがかなり発達してきたからそれだけで終わりってところも多いよね。

だけど脳波だからこそよくわかるものもあるんだ。

そんな脳波の検査について解説していくよ。

脳波ってなに?

最初は脳波ってどんなものかを説明していくね。

脳っていうのは人間の体の中で最も大切なところだよね。

この脳は活動しているときに常に小さな電気を発生させているんだ。

それが頭の表皮上でわずかな

電位差(電流の強い方と弱い方の差)

となって現れるんだ。

その電気を頭に付けた電極で受け取ったものを、波形として表したものが脳波になるよ。

ちなみに脳の電気ってものすごく小さいんだ。

だから作動増幅器っていう機械で大きくしてからじゃないと、波形として記録することができないんだ。

どんなときにやるの?

脳は検査は脳の異常があるときに行うんだよ。

今では『てんかん』を疑うときに行うことがほとんどなんだ。

お姉さん
お姉さん

てんかんって小さい子が起こすイメージがあるけど…。

ぴぃすけ
ぴぃすけ

子供のてんかんは有名だよね。
でも大人でも起こすことがあるよ。

脳波の簡単な見方だけど、波長(波の長さ)によってその波に名前が付いているよ。

波の長さが短いほど脳が活発に動いているんだ。

波長が長い方から

  • δ波(デルタ波)
  • θ波(シータ波)
  • α波(アルファ波)
  • β波(ベータ波)

の4つに分類されるよ。

α波ってリラックスしているときに出る波形だよ。

よく音楽とかでα波がどうとかいうのはこの脳波のことを言っているんだ。

あとは大人の人の場合は安静にして目を開いているとベータ波がでているよ。

目を閉じている場合は、アルファ波がでてくるよ。

熟睡しているとデルタ波が出るようになっているんだ。

だけどこうじゃないときは、もしかしたら何かしらの問題があるからしっかり検査してね。

まとめ

・脳波検査は脳が発する微弱な電気を測定し波形として記録する検査

・CTやMRIでは分からない脳の電気的活動を調べられる

・主にてんかんの診断で使われることが多い

・脳波は波長の長さでデルタ波・シータ波・アルファ波・ベータ波に分類される

・デルタ波は熟睡時、アルファ波はリラックス時、ベータ波は目を開けて安静時に出る

・脳波の種類や出方で脳の活動状態や異常を判断できる

・検査時間はかかるが脳の健康チェックに重要

今日は脳波の検査について話をしたよ。

「α波の出る音楽」とかがよく出回っているけど、それってこのことを言っていたんだよ。

脳波の検査はてんかんを疑うときに多いから、赤ちゃんとかをやることが多いかな。

意外と時間のかかる検査だけど、重要な脳の検査だからしっかりやろうね。

にわじい
にわじい

病院の検査っていっぱいあるのー

ぴぃすけ
ぴぃすけ

そうなんだよね。
僕たちがやる検査もあるし他の職員さんがやってくれる検査もあるよ。

にわじい
にわじい

検査ってどのくらいあるんじゃ?

ぴぃすけ
ぴぃすけ

気になるよね!

医療ってどんどん進んでいて、本当にたくさんの検査があるよね。

病院でやっている検査で日常的に行われてそうなものを僕がまとめたよ。

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