こんにちは。
今日はよく聞く
『メタボリックシンドローム』のお話。
なりたくないね。
よく「俺メタボだから」とか言ってる人いるけど
あれってちょっと違うの知ってた?
それはどうしてでしょうか。
そんなことも含めて話していくね。
肥満には2種類ある
最初はメタボリックシンドロームというよりは
『肥満』ということについて話していくね。
一言に肥満っていうけど
肥満には脂肪のつき方で型が2つあるんだ。
といってもだいたいわかるよね。
1つは「皮下脂肪型肥満」
イメージとして脂肪が外側についてくるタイプだね。
脂肪が太ももやお尻など下半身についてくるのが特徴になるよ。
その見た目からから「洋ナシ型肥満」とも言われているよ。
もう1つは「内臓脂肪型肥満」
お腹の外側ではなくて内側に脂肪がつくタイプの肥満だね。
腸の間とかにもついていくから
腰まわりが大きくなりやすくて見た目から「リンゴ型肥満」とも言われるよ。
ではメタボリックシンドロームで
問題としているのはどちらの肥満でしょうか。
・・・
・・
正解は内臓脂肪型肥満。
内臓脂肪型はBMIの数値では肥満ではないけど
内臓脂肪がたくさんついている場合もあるよ。
これはが「隠れ肥満」って言われるやつだね。
BMIとはbody mass indexの略で
[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で計算されるよ。
日本だとBMIが22のときの体重が標準体重または適正体重と呼ばれていて
病気にもっともかかりにくい状態とされているよ。
メタボリックシンドロームとは
次は本題のメタボリックシンドロームって
どんなものなのかってことを話していくね。
メタボリックシンドロームっていうのは
メタボリック(metabolic):代謝
シンドローム(syndrome):症候群
そのまま直訳すると『代謝異常症候群』って意味になるね。
だから【肥満=メタボリックシンドローム】
ではないということがわかるね。
肥満であることは確かに診断の基準の1つなんだけど
それだけではなくて他に異常があることが
メタボリックシンドロームとされるんだ。
だから【群】って言葉がついているんだね。
ではどんな基準でメタボリックシンドロームと言われているかというと。
メタボリックシンドロームの診断基準
項目 | 基準の値 |
---|---|
ウエスト周径 | 男性 ≥ 85cm
女性 ≥ 90cm |
加えて下記の3項目のうち2項目以上 | |
トリグリセライド(高トリグリセライド血症)
かつ/または HDLコレステロール(低コレステロール血症) |
≥ 150mg/dL
< 40mg/dL |
収縮期(最大)血圧
かつ/または 拡張期(最小)血圧 |
≥ 130mmHg
≥ 85mmHg |
空腹時高血糖 | ≥ 110mg/dL |
これがメタボリックシンドロームの診断基準になるよ。
お腹周りだけが90cm以上あったとしても
それに伴う病気が何もなければメタボリックシンドロームとはならないんだ。
メタボリックシンドロームの危険性
メタボリックシンドロームはどんなものなのかわかったね。
よく言われている肥満とはちょっと違うんだ。
じゃあもしメタボリックシンドロームと診断されてしまったら
いったいどんな危険があるの話をしていくね。
メタボリックシンドロームになってしまうと
『動脈硬化』が起きやすくなってしまうんだ。
動脈硬化によって心筋梗塞や狭心症
よく言われる心臓病になる確率が10倍近くになってしまうんだ。
診断基準の値の異常が軽い場合でも複数の項目が重なってしまっている場合では
動脈硬化の起きる可能性が高くなってしまうよ。
まとめ
よく聞くメタボリックシンドロームだけど
実はとても危険なものの1つなんだ。
メタボリックシンドロームになったからといって
すぐに心臓病になるわけではないけど
そのままにしておくと動脈硬化を起こしてしまい
心臓だけでなく脳や足の血管の病気などになる可能性が高くなってしまうよ。
内臓脂肪は皮下脂肪に比べて
運動や食事制限によって比較的簡単に落とすことができると言われているよ。
毎日の生活を改善して
健康な体で過ごしていこうね( ^˂̵˃̶^)
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