
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
人って眠るとき、自然とまぶたを閉じるよね。
でも中には目を開けたまま寝ている人もいるんだとか(笑)
では、どうして人間はまぶたを閉じる必要があるんだろう?
逆に開けている人のデメリットって何があるのかな?
今日はそんな「まぶたを閉じる理由」について話していくね。
まぶたがある理由
そういえば、蛇などの一部の動物にはまぶたがないよね。
実は魚や爬虫類、両生類など、まぶたを持たない生き物も多いんだ。

確かに持ってない生き物もいるね。
じゃあ、人間にまぶたがある理由は何かというと、目を乾燥や刺激から守るためなんだ。
人間の目の表面は「角膜」という薄い膜で覆われていて、とてもデリケート。
この角膜を乾燥やほこりから守るために、まばたきをして涙を広げたり、寝るときにまぶたを閉じたりしているんだよ。
蛇などはまぶたの代わりに「透明なうろこ(眼瞼鱗)」があって、それで乾燥を防いでいるけど、人間にはそういった構造がない。
だからまぶたを閉じることがとても大切なんだ。
まぶたを閉じると脳も休まる
実はまぶたを閉じることは、脳を休ませることにもつながるんだ。
起きているとき、人間の脳が受け取る情報の約8割は「視覚」から来ているといわれているよ。
つまり、目を開けている限り、脳はずっと情報を処理し続けている状態。
だからこそ眠るときにまぶたを閉じて光や映像を遮断することで、脳への情報入力を止め、休ませることができるんだね。
目を閉じるだけでも休息になる
だから眠れなくても目を閉じるだけでも、体は休まるよ。
「なんだか疲れたな…」というときや「眠れない…」という夜には、目を閉じるだけでもリラックス効果がある。
目を閉じることで外からの情報をシャットアウトできるから、脳への刺激が減って自然と副交感神経が優位になる。
この「副交感神経」はリラックス状態をつくる神経で、お風呂に入っているときや安心しているときにも働くよ。
逆に緊張やストレスを感じているときに働くのが「交感神経」。
眠るためには、交感神経ではなく副交感神経を優位にすることが大切なんだ。

寝る直前にスマホとかいじるのって良くないっていうもんね。

まさにこの理由だね。
目を開けたまま寝てしまう人もいる?
たまに「目を開けたまま寝ている人」がいるよね。
この状態は「兎眼(とがん)」と呼ばれていて、医学的にも知られているんだ。

名前がついてるの初めて知った。
原因としては、
- 眼球が大きくてまぶたが閉じきらない
- まぶたの筋肉が緊張している
- 顔の神経(顔面神経)に麻痺がある
こういった理由が考えられるよ。
この状態だと、目が乾燥しやすくなったり、ほこりや細菌が入りやすくなったりして、角膜炎の原因になることもある。
目が開いてしまうときの対策
もし寝ているときに目が開いてしまう人は、以下のような対策が有効だよ。
- 医療用テープでまぶたを軽く閉じる
- アイマスクをつけて乾燥を防ぐ
- 部屋の湿度を保つ(加湿器を使う)
それでも症状が続くようなら、眼科を受診して、まぶたの筋肉や神経の状態を調べてもらうことをおすすめするよ。
まとめ
今日はまぶたを閉じて寝る理由について話をしたよ。
・まぶたは乾燥やほこりから目を守るためにある
・目を閉じることで脳への情報入力を止め、休息につながる
・眠れないときは目をつぶるだけでも副交感神経が働きリラックスできる
・まぶたが閉じきらず目を開けたまま寝る人もいる(兎眼)
・対策としてアイマスクや医療用テープで保護する方法が有効
まぶたを閉じることは、体と心の両方を休ませる大切な行動なんだね。
夜寝る前にスマホなんかを見て、脳を刺激しちゃうのは寝るのにはやっぱりよくない。
でもあの寝る前の時間って大好きなんだよね。
でも眠くなってくるのは、脳が休ませてほしいってサインだから、しっかり休ませてあげようね。
睡眠が取れないときは、目をつぶるだけでも脳を休ませることができる。
「眠れない」って起きるんじゃなくて、目を閉じてゆっくりしているんだけでも脳を休めることができるから覚えておいてね。
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