
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
この間お姉さんと話をしてて、こんなことを言われたんだ。

ぴぃすけ、人間ドッグに今度行くんだけど…

ん?ドッグ?聞き間違いかな?

なんでドッグっていうの?犬なんか関係なくない?
というので、お姉さんは勘違いしていたみたい。
人間ドッグじゃなくて『人間ドック』だね。
だけどこのドックの意味って意外と知らない人もいると思うんだ。
そんなちょっと面白い話から、人間ドックについて話をしていくね。
人間ドックの意味は?
最初に人間ドックの意味を話していくね。
人間ドックは、もともとは、船が「ドック入り」する様子からそう呼ばれ始めたんだ。
船のドック入りってことだね。
これは、長い航海から帰ってきた船がメンテナンス専用の建物に入る。
そこで細かい点検とか調整とかをたくさん受けることを指しているんだ。
人間ドックの場合は、人が病院に行っていろいろな検査を受けるよね。
人が病院でいろいろな検査する様子。
船がドックに入ってチェックを受ける様子。
この2つが似ているから、人間ドックって呼ばれているってことだね。

犬じゃなかったんだ。

そうだね。ドッグじゃなくてドックだからね。

でもドックだとドクターから来てそうなのにね。

確かに!
海外では人間ドックはない
すごく余談だけど、、
人間ドックという言葉自体は、日本独自の言い方のもので海外ではないんだって。
アメリカとかだと、「人間ドック」に近いものもあるにはあるんだけど…
それはExecutive check-upっていって、受信料がすごく高いんだ。
金額はだいたい数千ドルくらいが普通なんだ。(日本円で数十万円)
こうして見てみると、日本の人間ドックってすごく高いわけじゃないし親切だよね。
人間ドックってどんなことをやるの?
せっかくだから人間ドックについてまとめておくね。
主な検査内容は
- 身体測定
- 血圧
- 心電図
- 眼
- 聴力呼吸機能検査
- 胸部X線
- 上部消化管X線
- 上部消化管内視鏡
- 腹部超音波
- 血液検査
- 尿検査
- 便
- 内科検診
上のは人間ドックを受けると検査してもらえる、基本的な項目になるよ。
他にも、検査したいところがあれば検査してもらえるんだ。
その場合は、「オプション検査」の項目から自分で選んでいく形になるよ。
オプション検査
ちなみにオプション検査は、こんな感じだね。
- 乳腺
- 前立腺
- C型肝炎
- 婦人科検診
色々な検査がまとめて出来るから自分の体をしっかり見てもらえる。
定期的にやっぱり受けたいものだね。
まとめ
というので、今回は人間ドックの意味について話してきたよ。
人間ドックというのは「船のドック入り」みたいに、体を隅々までチェックすること。
ドッグではないから気を付けてね。

今度はもう間違えない!

でも意外とこういう間違えって多いよね。
健康でいるためにも、早期発見、早期治療は本当に重要。
定期的に人間ドックを受けて、自分の体のことをちゃんとわかっていきたいね。
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