【尿検査】出ない場合は水をたくさん飲むのはいいの?量はどのくらい必要?

検査
ぴぃすけ
ぴぃすけ

こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。

今日は尿検査の『採尿』の部分について話していくよ。

病院に行って、いざ検査だって時に、

お姉さん
お姉さん

あっ、今日って尿検査あったんだ…

  • さっきしてきちゃったよ
  • 今出るかわからない

こういったことって結構あると思うんだ。

他にも健康診断なんかで朝に採尿をして持っていくこともあるよね。

そういえば…

「朝に尿が出るか心配だから前日の出る時に採尿しても大丈夫?」

という質問を受けたことがあるんだ。

実はこれってよくないなんだ。

詳しくはここで話しているよ。

尿検査は前日の尿を提出しても大丈夫?食事の影響なども解説!
尿検査で朝一の尿を採ってくると思ったときに夜中にトイレに行ってしまったりして朝の尿が提出できるか心配。そんな時は前日に採って出してもいいのかを解説しているよ。夜中に食事をしてもいいか、その影響も話しているから参考にしてね。

検査直前や朝一の尿を採るというのが基本になる尿検査。

今日はそんな尿検査のときに

  • 尿が出なかったり
  • 少なかったり

こういった時にどうしていけばいいかを話していくね。

水分は取りすぎても取らなすぎてもダメ!

健康診断などで尿検査をする時、当日出なかったらどうしよう、、

患者さんに話を聞くと、こういった心配をする人って結構多いんだ。

そんな時に

お姉さん
お姉さん

水をたくさん飲んでおけば安心!

こんな感じで前日に水をたくさん飲み過ぎてしまう人もいるんだけど、実はこれって良くないんだ。

これには2つの理由があるんだ。

尿が薄くなる?

まず1つめの理由だね。

尿が薄くなり過ぎて検査に向かなくなってしまう

こういったことが起こるんだ。

これ経験ある人も多いと思うんだけど…

ぴぃすけ
ぴぃすけ

暑い時に、水をたくさん飲んでトイレに頻繁に行った経験ない?

お姉さん
お姉さん

あるあるだね。

何回もトイレに行くと尿の色がほとんど透明になってなかった?

実はあれって体の中で水分が過剰になって尿の濃度が薄くなってしまった状態なんだ。

一応これでも検査は可能できるんだ。

でもちゃんとした結果が出ない場合もあるから、大量に水分を摂るのもあまりよくないんだ。

タイミングが・・・

もう1つの理由は…

水を飲み過ぎると予定より早くトイレに行きたくなってしまう事だね。

これもみんな経験があると思うんだ。

1回まとめて出したら、その後出なくなってしまったなんてこともあるよね。

理想としては朝一番の尿なら、寝る直前ではなく夕食時に多めに水を飲んでおく事だよ。

この時おすすめなのは冷水は避ける事。

というのも温かい白湯や常温の水に比べて冷たい水は体から排出されるスピードが早いんだ。

冷たいものをがぶ飲みすると、すぐにトイレに行きたくなるもんね。

しかも体を冷やしちゃうから夜中にトイレに起ちゃうよね。

だからご飯と一緒に温かい飲み物とかを適度に飲むのが一番いいよ。

尿検査で尿が出ない場合は、実はこれが効くかも

前日から水分摂取に気を使って、いよいよ当日!

いざ検査カップを持ってトイレに行ったらなんか出ない…。

話を効くとそんな経験をした人も結構いるみたいなんだよね。

人間の体って思っているよりもデリケートなんだ。

だから出そう出そうと思うと、逆に出なくなっちゃったりするんだ。

お姉さん
お姉さん

確かに経験ある。

でも人間の体は余分な水分は排泄する様にできているから、水分を適切に摂取しておけば尿は出るはずなんだ。

それでもやっぱり出ない…

そんな時には、実はこういった方法が意外と効果があるんだ。

ぴぃすけ
ぴぃすけ

シーシー

お姉さん
お姉さん

えっ、どういうこと?

これって子供の時に言われた人もいると思うんだ。

まさか『大人になってまで』と思うかもしれないけど騙されたと思ってやってみて。

実は声に出す事で自然と脳の意識がそっちにいって、

という不安が取り除かれてリラックスした状態になるんだ。

リラックスした状態っていうのは、副交感神経が働いている状態。

実はこの副交感神経が尿の排泄には関わってくるんだ

だからこうすると自然と力みが抜けて、尿が出やすくなるんだ。

お店のトイレに行って、他に誰かが急に入ってきたりすると出なくなっちゃたりするよね。

それでその人がいなくなったら、何事もなかったように終わる。

こういう経験したことがある人って、結構いると思うんだ。

これは人が入ってきて交感神経が働いてしまったからだね。

お姉さん
お姉さん

あれ?でも緊張するとトイレに行きたくならない?

ぴぃすけ
ぴぃすけ

それは尿は出ないけど、神経が過敏に反応してしまっている状態だね。

他にもトイレの個室内に、手洗い用の流しが付いている時は水道の水を流すのも効いたりするみたいだよ。

検査だからと緊張している人は、試してみてね。

尿の量が少なくても検査出来る場合も

あとは『どうしても出ない』っていう場合だね。

朝一で採尿をする場合や決まっている尿検査なら事前に対策が出来る。

だけど病院で急に「今日は尿検査があります」っていう時には、直前でトイレに行ってしまっている時もあるよね。

だいたい尿検査で採る量って、採尿のカップの半分くらいっていうところが多いよね。

ちなみにこれは25〜50mlくらいになるよ。

だけど直前にトイレに行ってしまって、ちょっとは採れたけど量が足りなかった。

実はこの言われた量に足りなくても、検査ができる時があるんだ。

検査によってはできない項目もあるけど、通常の検査で行う方法は、量が少なくてもできることがあるよ。

だから「量が足りない!」って思って、そのままカップから捨てないでね。

この量で大丈夫かを、検査の人に聞いてみると意外とOKになることもあるんだよ。

まとめ

今回は採尿について話をしてきたよ。

話をまとめると

・水分を摂り過ぎると尿が薄まってちゃんと検査できないことがある

・尿が出ないのは心理的なこともあるから、その部分を取り除いてあげることも重要

・尿検査は量が少なくてもできる場合がある

こういった内容の話だったね。

検査だ!っていう気持ちになっちゃうと緊張して、うまくいかない時もあるよね。

こういった場合には、気を紛らわせるだけでも効果があったりするから、「シーシー」を試してみてね。


尿検査で一般的にやられているのは試験紙法っていうんだ。

その試験紙法についてまとめたよ。

【まとめ】尿検査の試験紙でできる項目種類は?尿量や検査法は?
ここでは尿検査で一般的に行われている試験紙法について解説したよ。試験紙法で検査できる項目一覧と詳しい解説を見ることが出来るようにまとめてあるよ。
尿検査は前日の尿を提出しても大丈夫?食事の影響なども解説!
尿検査で朝一の尿を採ってくると思ったときに夜中にトイレに行ってしまったりして朝の尿が提出できるか心配。そんな時は前日に採って出してもいいのかを解説しているよ。夜中に食事をしてもいいか、その影響も話しているから参考にしてね。

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