
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
今回はウォシュレット(ビデ)についての話をしていくよ。
ウォシュレットっておしりを清潔に保つためには、とても便利なものだよね。
でも実は使い方を間違えると病気の原因になってしまうこともあるんだ。
そんなウォシュレットについて研究論文についての話を含めて解説していくね。
ウォシュレットのメリット
ウォシュレットって、日本ではかなり当たり前になっている設備だよね。
トイレのあとにおしりを水で洗うことで、紙だけで拭くよりも清潔に保つことができるんだ。
トイレットペーパーだけだと、どうしても強くこすってしまったり、汚れが完全に落ちないこともあるよね。
でもウォシュレットなら、水の力で汚れを流せるから皮膚への刺激が少なくなるんだ。

特に痔の人とかは良いっていうよね。

そうだね。強くこすらなくていいから皮膚への負担を減らすことが出来るのがメリットだよね。
ちなみにもう一つのメリットがあって、それが排便後の不快感を減らせることなんだよ。
便が皮膚に残ると、かゆみやかぶれの原因になることもあるんだけど、水で洗い流すことでそのリスクを減らすことができるんだ。
だからウォシュレットは、正しく使えば
- 清潔を保ちやすい
- 皮膚への刺激を減らせる
- かゆみやかぶれを防ぎやすい
といったメリットがある、とても便利な設備なんだ。
ただ使い方を間違えると、逆に体に良くないこともあるんだ。
次は、「こんな使い方は病気の原因になる」っていう話をしていくね。
こんな使い方は病気の原因になる
これは実際に医学の論文にある内容なんだけど…
ウォシュレットの使いすぎが原因で直腸に強い炎症や潰瘍ができたケースが報告されているんだよ。

そんなことがあるんだ…。
その患者さんは66歳の男性で、10年以上ウォシュレットを使いながら排便していたんだ。
しかも便秘があったから、1回のトイレで5分以上ウォシュレットを使う習慣があったらしいんだよ。
さらに体調が悪くなって下痢が続いたときなんかには、ウォシュレットを一番強い水圧で長時間使うようになったんだ。
その結果、おしりの痛みがどんどん強くなって病院を受診。
検査で大腸カメラをすると、
肛門から直腸の下の部分までぐるっと炎症と潰瘍が広がっていたことが分かったんだ。
ウォシュレットは、排便後に軽く洗うくらいなら問題ないことが多いんだけど、
こういった使い方をすると、直腸の粘膜に強い刺激が続いてしまうことがあるんだ。
その結果、
- 直腸粘膜脱症候群
- 孤立性直腸潰瘍
みたいな直腸の病気の原因になる可能性が指摘されているんだよ。
ウォシュレットは清潔を保つのに便利だけど、強い水を長時間当て続けるのは体にとっては刺激が強すぎるんだ。

使う時には「短時間でやさしい水圧」が大切ってことだね。

そういうこと。強い刺激は病気の原因になる可能性があるんだ。
免疫とウォシュレット
さらに他の研究では、ウォシュレットを過剰に使うことで
- 肛門のかゆみ(肛門掻痒症)
- 肛門失禁(便が漏れやすくなる状態)
が起こる可能性があると報告されているんだ。
肛門のまわりの皮膚や粘膜には本来バリア機能があるんだ。
このバリアは、皮脂や常在菌によって守られていて、外からの刺激や細菌の侵入を防いでくれている。
でもウォシュレットを長時間使ったり、何度も洗いすぎたりすると、この皮膚のバリアが弱くなってしまうことがあるんだ。
その結果、かゆみが出たり、皮膚トラブルが起きやすくなることがあるんだよ。
ウォシュレットから感染
さらに、もう一つ注意したいのが細菌の問題なんだ。
ウォシュレットのノズルや噴射される水からは、
- 大腸菌
- 緑膿菌
などの便由来の細菌が見つかることがあると報告されているんだ。
みんなが共用しているウォシュレットでは、細菌が付着している可能性もゼロではないってことは覚えておいてね。

確かに洗い流したものが付着する可能性ってあるもんね。

そうだね。健康な状態なら問題ないことも多いけど、注意が必要な場合もあるよ。
- 免疫が弱っている人
- 入院している人
- 高齢者
こういった人たちは、感染のリスクに注意が必要なんだ。
まとめ
ということで今回はウォシュレット(ビデ)について話をしてきたよ。
ウォシュレットは便利だけど、
- 洗いすぎない
- 長時間使わない
- 体調が悪いときは注意する
こういったポイントを意識して使うことが大切だよ。
参考文献
- Tsunoda A, Takahashi T, Arika K, Kubo S, Tokita T, Kameda S. Survey of electric bidet toilet use among community dwelling Japanese people and correlates for an itch on the anus. Environ Health Prev Med. 2016 Nov;21(6):547-553. doi: 10.1007/s12199-016-0578-3. Epub 2016 Oct 6. PMID: 27714679; PMCID: PMC5112206.
- Tsunoda A. Bidet Toilet Use May Cause Anal Symptoms and Nosocomial Infection. J Anus Rectum Colon. 2021 Oct 28;5(4):335-339. doi: 10.23922/jarc.2021-027. PMID: 34746497; PMCID: PMC8553346.
◆関連記事



コメント