
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
今日は好中球について解説していくよ。
これは白血球の1種になるんだ。
白血球というのは血液検査で毎回のようにあるものだと思うんだ。
その白血球の中の半分以上がこの好中球なんだよ。
そんな好中球について
- 好中球がどんな細胞なのか
- どうやって体を守っているのか
- 病気のときに増えたり減ったりする理由
- 普段の生活とどんな関わりがあるのか
こういうことを解説していよ。
知れば知るほど「好中球ってすごい!」って感じてもらえると思うから、ぜひ読んでみてね。
好中球ってどんな細胞?

お姉さん、好中球って知ってる?

なんか聞いたことあるような、ないような…
たまに血液検査でも測定しているんだけど、これだけを検査するってあまりないよね。
ちなみに白血球というのはみんな聞いたことあると思うんだ。
好中球は、その中のひとつになるんだ。
というのも、実は白血球って1種類じゃなくて、いくつかの種類に分かれているんだよ。
リンパ球とか好酸球とか好塩基球とか…
いろんな役割を持った仲間がいるんだ。
その中で一番数が多いのが「好中球」なんだよ。
だいたい全体の5割から7割くらいを占めてるんだ。
この好中球って外から入ってくる細菌とか異物と戦ってくれる頼もしい存在なんだよ。
だから、僕たちが風邪をひいたり、ちょっとした感染を起こしたときも、真っ先に活躍するのが好中球なんだ。
好中球の働きと仕組み
だから好中球が一番得意なのは
「細菌をやっつけること」
なんだよ。
体の中にばい菌が入ってくると、真っ先に現場に駆けつけて戦ってくれるんだ。

武器とか持ってる感じ?

実は儚い現実があるんだ。
この好中球がどうやって戦うかというと…
ばい菌を自分の中に取り込んで消化しちゃうんだよ。
ちなみにこれを「貪食作用(どんしょくさよう)」って呼ぶんだ。
でも実は好中球って戦ったあとに自分も一緒に死んじゃうことが多いんだ。
だから戦いの後にはたくさんの死んだ好中球が残るんだよ。
よく怪我をしたときとかに膿が出てきたりするよね。
あれって、その死んだ好中球や細菌のかけらなんだ。

あれってそういうものだったんだ。なんか儚いね。
だから好中球は、体の中で命がけで細菌と戦うヒーローみたいな存在なんだ。
好中球が増えるとき・減るとき
好中球の役割は分かってくれたかな。
そうしたら次は好中球が増える時と減るときについて解説するよ。
好中球は体の状態に合わせて数が変わるんだよ。
細菌と戦うときは増えて、逆に体が弱っていると減ることもあるんだ。
だから血液検査で好中球の数を見ると、体の調子を知るヒントになるんだよ。
好中球が増えるとき
具体的にどんな時に増えるかというと…
例えば細菌に感染したとき、体は「もっと兵士を出動させろ!」って合図を送るんだよ。
すると骨髄っていう工場がフル稼働して好中球をたくさん作り出すんだ。
その結果、血液の中に増えていって菌と戦うんだ。
風邪、肺炎、虫垂炎みたいな細菌感染のときには好中球が増えることが多いんだ。
つまり増えている時というのは
「今、体がばい菌と戦ってるんだな」
っていうサインになるってことだね。
好中球が減るとき
次は逆に好中球が減るときだね。
薬の副作用や、血液をつくる力が落ちる病気のときに好中球が減ることがあるんだよ。
だから血液検査で「好中球が少ないですね」って言われたら、体の防御力が落ちてるってことなんだ。
こうやって好中球が少なくなっちゃうと、体を守る力が下がるんだ。
だから小さな傷でも感染がひどくなったり、風邪が重くなったりする危険があるんだ。
日常生活と好中球の関わり
好中球って病気のときだけじゃなくて、普段の生活からも影響を受けるんだよ。
だから「免疫力を保つ」っていう意味でも、日常の習慣はとても大事なんだ。
ストレスや睡眠不足の影響
必ず減るということはないんだけど…
ストレスがたまったり、睡眠不足が続いたりすると、体の免疫バランスが崩れることがあるよ。
そのせいで好中球の働きが弱まったり、数に影響が出ることもあるんだ。
「最近風邪をひきやすいな…」ってときは、実は好中球も疲れているのかもしれないね。
食生活との関わり
食事での栄養バランスも大切だね。
体に必要な栄養素が不足すると血液そのものをつくる力が落ちちゃう。
結果として白血球、その中の細胞も少なくなってしまう。
だから好中球の数も減って、戦う力が下がっちゃうんだよ。
毎日のちょっとした工夫

やっぱり正しい生活習慣が重要ってことだね。

そうだね。
十分な睡眠、バランスのいい食事、適度な運動。
こういったことが、好中球を元気にしてくれるってことだね。
日常の過ごし方が、体の中の免疫兵士を強くするカギになってくるよ。
まとめ
今日は白血球の仲間「好中球」について話しをしたよ。
内容をまとめておくと
・好中球は白血球の1つで5割から7割くらいを占める
・役割は体に入ってきた病原菌と戦うこと
・戦い方は貪食作用と呼ぶ
・膿はこの結果できたもの
・増える時は病原菌と戦っているサイン
・生活習慣によって減ってしまう可能性もある
・免疫に関与しているので生活習慣が大切
好中球は白血球の中でも一番多くて、ばい菌と戦う前線の兵士みたいな存在だったね。
細菌に感染すると数が増えて、逆に病気や薬の影響で減ることもある。
それから、普段の生活習慣も好中球に影響を与えるって話もしたね。
生活習慣を意識することが、免疫力をしっかり支えるってことだね。
●関連記事

コメント