こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
にわじいからこの前こんなことを言われたよ。
採血の時にあのトンボみたいな針の方が失敗しにくいんじゃが、針によって何か違うんか?
これってみんな不思議だよね。
同じ採血なのに違う針を使う時がある。
採血の時にいつもと違う針を使う時あるんだけどその理由って知ってる?
結構知らない人多いと思うんだ。
いつもと違う針を使ったときに失敗されると
この失敗って針のせいかな?
って思うよね。
でも実はこの針と失敗ってあんまり関係がないんだよね。
ということで、今日はこの採血の針について解説をしていくね。
採血の種類
まず針の話をする前に採血について少し話をするね。
この採血って大きく分けると2つのやり方があるんだ。
- 真空管採血
- シリンジ採血
病院によっても使い分けは違うんだけど、一般的に使われるのは真空管採血になるかな。
真空管採血っていうのは直接、採血管(スピッツ)に針を刺して採血する方法だね。
もう1つのシリンジ採血はスピッツにそのまま血液を採るんじゃなくて、、
シリンジというものに一度採血をして各スピッツに分けるという方法になるよ。
それでどちらも採血をするためには針が必要になるよね。
採血に使用する針
この針も大きくは2つに分けられるよ。
普通に見たことあるような針。
後は最初ににわじいの言っていた翼状針っていうトンボの形をしたような針。
こういったものが採血の針としてはあるよ。
翼状針ってにわじいが言ったように、針が小さいトンボみたいな形をしてるやつなんだ。
こんなやつだね。
針の部分がなんとなくトンボに似ているでしょ。
なんかこっちの「とんぼ」のほうが似てるよね(笑
採血の針の使い分け
じゃあなんでこうやって2つの針があると思う?
これは病院によって違う場合があるんだけど、僕が採血をする時には
- 普通の針→一般的な採血
- 翼状針→細い血管の採血
こういった感じで使い分けているよ。
例えばあまりやられたことないと思うんだけど、手の甲とかから採血するときはこの翼状針を使ったりするね。
後は腕を動かせないような場合には、小回りがいいから翼状針を使うことが多いかな。
採血の針と失敗との関係は
それで今回の本題だね。
この採血の針にと失敗をする関係があるのかないのかというと、、
ほとんど関係ないんだよね。
ただ上でも話しているように病院によっては血管の細かったりして採血が難しい人に翼状針をを使ったりするよね。
採血が難しい→翼状針で行う→失敗をする
というので翼状針の方が失敗が多く見える病院もあるよ。
じゃがわしは翼状針ちゅうやつの方が失敗されんぞ。
通常の針だと血管が細くて採りにくいから、翼状針の方がうまくいくのかもしれないね。
全部翼状針じゃダメなの?
でっ、にわじいのように翼状針の方が採血がうまくいくという人もいるかもしれないんだ。
そういう人だと「全部翼状針で採血すればいいんじゃないの?」と思うかもしれないんだ。
実際に病院によってどの針を使うか決まっていて全部翼状針のところもあると思うんだ。
でも実は翼状針にもデメリットもあるんだよね。
というのも、翼状針って針がかなり細いものが多いんだ。
これって採血をした際に血液の成分を壊してしまうというリスクもあるんだ。
あとはチューブ部分があるから、少し採血をするのに時間がかかるんだよね。
採血って痛みがあるから出来る限り早く終わりにしたいよね。
こういった部分を考えると「翼状針が絶対に良い」というのは難しい部分なんだよね。
しかも翼状針だからといって失敗をしないというわけじゃないんだ。
採血って針が血管に入れば成功だし、入らなければ血が採れずに失敗となってしまう。
だから針によって失敗するかどうかってのは関係ないんだ。
まとめ
今日は採血の針についての話をしたよ。
最後にまとめておくね。
・採血には2つの方法がある
・針にも2つの針がある
・トンボの形をしたものを翼状針と言う
・病院によるが翼状針は細い血管で使用する
・針によって失敗が多いということはない
あんまり針の種類って多くないんだけど、いつもと違う針が出て来るとちょっとびっくりするよね。
だけどそれは病院によって違ったりもするよ。
この針によって
- どっちが採りやすい
- どっちが失敗されにくい
こういったことはないんだ。
血管を見つける技術なんかの方がやっぱり重要だから、ここは僕たちがしっかり頑張っていくね!
しかし針が関係ないなら、どうして採血は失敗するんじゃ?
それは人によって血管が違うからなんだよね。
いつもは1回で採れるのに今日は失敗された、、
これって確かに技術的な問題もあるんだけど、採血が失敗するのにはいくつか理由があるんだ。
そういった採血の失敗の理由についてまとめたよ。
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