
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
静脈瘤っていう病気を聞いたことある?
今日話すのはその静脈瘤の中でも下肢静脈瘤っていって、足の静脈瘤になるよ。
足の血管がボコボコ気になったりしていくのは、この静脈瘤というものなんだ。
「なってしまう原因に立ち仕事とか妊娠が関係しているってよく言うけど、それって本当なの?」
こんな疑問を抱えている人が結構多いんだよね。
今日はそんな疑問について、なぜ静脈瘤ができるのかという部分から話をしていくね!
そもそも静脈って何?
静脈瘤の話しに入る前に、そもそも静脈っていったいどういうものかという話をしていくね。

静脈の役割って何か知ってる?

血液を運ぶ?

確かにそうなんだけど、それだと動脈と静脈の違いって何?

確かになんだろう。
これはどこに運ぶかの違いだね。
こう覚えておいてくれればいいよ。
静脈瘤はなぜできる?
静脈っていうものがわかったね。
そうしたら今日は足の静脈についての話だから、自分の足が今どこにあるかを見てみて。

立っている時や座っている時などは足は心臓に対してどの向きにある?

下側にある。
静脈というのは心臓に血液を戻す働きだったよね。
ということは、こういう時には静脈は上にある心臓に血液を戻さなければいけないということだよね。
本来なら獣欲があるから下に落ちてしまう。
だけどそれに逆らって戻っているね。
これを静脈還流というだけど、そのためには3つの上に戻す力と1つの支える力があるんだ。
上3つが戻す力、最後の弁というのが支える力だね。
それでこの最後の1つの支える力というのが静脈瘤の原因となるものなんだ。

本来静脈の弁はこうやって一方向にしか血液を通らせない仕組みになっているんだ。

だけどもしこの弁が壊れてしまったらどうなると思う?

血液が逆流しちゃう。
そうだよね。
本来重力によって下に向かう力が働いていて、その力を弁が支えていたのになくなったら逆流するよね。
そうやって逆流した血液はどんどん下に溜まっていっちゃうのは想像がつくと思うんだ。
そうすると静脈っていうのは血液をためるためにどんどん太くなっていくんだ。
だから静脈瘤になると外側から見ても血管がボコボコ浮き出ているように見えるというわけ。
あとは程度が進んでくると、血管がくねくね曲がっていったりもするよ。

それはどうして?

まっすぐなのと曲がったのでは、曲がったほうが距離が長くなるよね。
そうするとより多くの血液を溜められるからなんだ。
こうやって静脈瘤というのはできるというわけだね。
立ち仕事や妊娠などでできやすいの?

静脈瘤というものがどうやってできているのかがわかったところで、なぜその弁が壊れてしまうかの話をしていくよ。

これどうしてだと思う?

何か衝撃を受けたりとか?
確かに外部から衝撃を受けてしまって、そこの部分の弁が壊れてしまって静脈瘤になってしまうということもあるね。
だけど多くはそういうことが原因じゃ無いんだ。
これがよく言われている、立ち仕事や妊娠などというものになるんだ。
考え方としてはどっちも一緒なんだけど、簡単に言えば『弁に負荷をかけすぎた』ということ。
立っているときは基本的に血液は下に向かっていくよね。
そうすると常に弁に負荷をかけているということになるよね。
本来なら弁は壊れるということは無いはずなんだけど、やっぱり長年立ち仕事を続けていると壊れてしまうことがある。
例えば美容師さんとかずっと立ったまま動かないような仕事の人に多いかな。

そっか動いていれば筋肉によって血液を戻せるけど、髪切っているときとか動けないもんね。

いいところに気付いたね。
だから動かせる時には適度に足を動かしてあげるというのも静脈の血流を改善するいい方法だよね。

立ち仕事についてはわかったんだけど、妊娠によるものはどうしてなの?
妊娠の時は?

これはちょっと考え方が違うかな。
- しっかり血液を戻そうとする力はあるんだけど戻らないから弁に負荷がかかる
- 血液の量がいつもより多いから、それに伴って逆流をしてしまう
これが妊娠の時に起きることかな。

お腹に赤ちゃんがいるということは常にお腹に圧がかかっているのはなんとなく想像できる?

うーん…。
風船をイメージしてもらうといいかな。
中に空気が入っているとどんどん外側に膨らんでいって、もし何かがあったらそこに圧力をかけていくよね。
でっ、これがお腹の部分で起きているということは静脈還流に影響が出そうな感じがするよね。
静脈還流に影響が出るということはうまく血液を戻せないということ。
そうやってお腹に赤ちゃんがいる時に弁に負荷がかかって静脈瘤になってしまうというわけ。
なんだけど実はこの時に血管がボコボコしたりする人ってあまりいないんだよね。
妊娠で静脈瘤は2人目のとき
妊娠で静脈瘤が作られるのって2人目の時が多いんだ。

どうして1人目で弁が壊れてしまうから、その時じゃ無いの?
こんな疑問が出てくるよね。
実は1人目の時には、そこまで気にならないんだよね。
弁が壊れるというよりは負荷がかかって逆流してしまう。
さらに2人目で負荷がかかることで静脈瘤になってしまうことがあるんだ。
この場合は足というよりも股の部分にできている人が多かったりするかな。
ただこの時のものが原因で足に静脈瘤ができたという人もいるにはいるけど、基本的にお産がすめば目立たなくなることが多いかな。
ちょっと難しい部分なんだけど、静脈瘤と言っても足の血管がぼこぼこするだけじゃなくて、場所や出方にもいろいろなものがあるんだ。

なんか難しいね。

そうだね。
だけどこういう時にできているものが静脈瘤ということがわかっていれば少し安心かなと思うんだよね。

でも瘤って言われると破裂して出血するようなイメージがあるんだけど…。
基本的に足の静脈瘤は破裂するとかはほとんど無いかな。
妊娠の時はいろいろ心配だと思うからしっかりお医者さんに相談してみてね。
静脈瘤が気になったら
最後にもし静脈瘤が気になったらという話をしていくよ。
長年の立ち仕事で血管がボコボコしている。
お産が終わったけど、どんどん目立ってきてしまった。
下肢静脈瘤は命の危険はほとんど無いといわれているんだけど、早めに病院にいって相談してね。
というのも治療がいくつかあって、程度によってはできたりできなかったりする治療があるんだ。
病院だと血管科とか最近だと静脈瘤専門のクリニックなんかもあるから調べて見てね!
まとめ
今日は静脈瘤の原因についての話をしてきたよ。
・静脈瘤は弁が壊れることによって起きる
・立ち仕事で弁に負荷をかけ続けると壊れてしまうことがある
・妊娠でも静脈瘤ができてしまう
・妊娠の場合は2人目からが多い
・気になったら専門のクリニックや病院へ
症状的には痛みがある人もいれば、かゆみや足がつる、だるさ、冷えなど本当にいろいろな症状があるんだ。
だけど痛みがなくて「最近足がつるんだよなー」とかいう感じの人もいる。
だからちょっとほっときがちな静脈瘤だけど、早めに発見することで治療などの幅も広がったりするから、気になる人はお医者さんに相談してみてね。



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