こんにちは( ^˂̵˃̶^)
ぴぃすけだよ!
「足に血栓ができてしまう…」
こんなことを聞いたことがない?
おそらく耳にしたことのある言葉としては『エコノミークラス症候群』というものがあると思うんだ。
厳密にはエコノミークラス症候群と足に血栓ができるという病気は一致しているわけじゃないけど、エコノミークラス症候群は足の血栓によって起こることが多いんだ。
今日はどうして足に血栓ができてしまうのか。
その他に僕たちが病院で足の血栓を調べるためにどんな検査をしているのかを話していくね。
目次
血栓はどうしてできる?
じゃあ最初に血栓がどうしてできるのかについて話をしていくね。
血栓って血の塊ということはわかるよね。
通常体の中では血液ってずっと流れ続けていて固まることはないんだ。
だけど凝固因子っていって血液を固まらせる働きのあるものによって、怪我したりしたときには止血のために固まるようになっているんだよ。
怪我して出血した時は特になにもしなくて血が止まるは、もともと血液には固まるという性質があるからなんだ。
だけど体の中でもある条件になってしまうと、血栓ができてしまうことがあるんだ。
ある条件っていうのは、この3つになるよ。
・血管が壊れて修復される
・血液の成分がいつもと変わる
・血流がうっ滞する
この3つのうち2つ以上が重なって起きてしまうと、血栓ができやすいと言われているんだ。
1つずつ簡単に説明していくね。
血管が壊れて修復される
最初は血管が壊れてしまったとき。
これはなんとなくイメージがわくと思うんだ。
怪我した時に血が止まるように、例えば外から何もなくても体の中で血管が壊れてしまった場合にも同様にそこを治そうとして、血液が固まっていくのはなんとなくわかるよね。
でもどうして外から何もなくても血管が壊れるのか不思議に思うよね。
これでいい例が動脈硬化とかをイメージするとわかりやすいかな。
あれっていうのは色々なこと(食事や喫煙)なんかで血管がダメージを負ってしまっているのがわかると思うんだ。
それだけじゃないけど、そうやって体の中でも血管にダメージがあるものもあるっていうこと。
一応確認として外部からダメージがある場合も同じだからね。
例えばなんだろう。
ものが倒れてきて、それが足に当たった時って外に出血はしないけど内出血を起こしているよね。
あの皮膚の下が青くなっちゃうやつ。
あれっていうのは外からのダメージによって血管が傷ついたってことだよね。
こういう場合にも血栓ができやすくなるということだね。
血液の成分がいつもと変わる
じゃあ次は血液成分の変化という部分。
例えば簡単な部分で言うと、『ドロドロした血液』と『さらさらした血液』ならどっちの方が血栓ができやすそう?
ドロドロした血液だよね。
このドロドロした血液っていうのは脂質異常症の人だったりはなんとなく想像できるよね。
でもその濃い方に水を足していったら濃度は薄くなるよね。
じゃあ逆に薄い飲み物から水を取ることができるとしたらどうなる?
そっか体が脱水状態になった時とかにも血液はドロドロになっちゃうんだ!
脱水とか脂質とかだけじゃないけど、そうやって血液の状態がいつもと違う場合にはやっぱり血液が固まりやすくなってしまうんだ。
あっ、ちなみにいつもの状態って話をしているけど、もともと血栓ができやすい人もいるから、そこだけは注意してね。
血流がうっ滞する
最後3つめは血流がうっ滞するということ。
血流が静脈などで停滞した状態
これは一番イメージしやすいかな。
出血した時に自然と血が止まるっていうことは、本来血液というのは固まる機能があるというのは想像つくよね。
だからうっ滞してしまうと、血液本来の作用によって血栓ができてしまうというわけだね。
エコノミークラス症候群について
こんな感じで血栓のできやすい3つの条件について話しをしてきたよ。
そうしたら最初にも出てきた『エコノミークラス症候群』について少し話をしていくね。
このエコノミークラス症候群っていうのは足に血栓ができてしまって、それが肺に飛んでいって肺の血管を詰まらせてしまうものなんだ。
それが飛行機のエコノミークラスで起きやすいから、エコノミークラス症候群っていう名前になっているんだ。
だけど3つのうち2つが重なると血栓ができやすいというのだから、もう1つありそうだよね。
もう1つは脱水によって血液成分が変化してしまうことによるんだ。
狭い席に座ってしまうと、トイレに行くのがちょっと嫌だよね。
だからそういう場合って水分を摂ることを控える人が多いんだ。
だから脱水状態になってしまうというわけ。
もう少し詳しいエコノミークラス症候群の説明はこっちでしているから、よかったら読んでみてね!
足の血栓の検査の方法は?
そうしたら検査の話に入っていくよ。
血栓を見る場合にやる検査としては、
・血液検査
・エコー検査
・CT検査、MRI検査
だいたいここら辺の検査になるかな。
血液検査ではdダイマーというものを確認していくよ。
これは血栓があるかどうかを見るというよりも、血栓がないことを確認するという意味で見る場合が多いかな。
dダイマーについてはこちら
そのdダイマーの検査で値が高かったり、外見的に血栓がありそうな感じだったらエコーの検査やCTやMRIの検査をするよ。
エコーの検査では足の静脈を見ることで血栓があるかないかを確認するもの。
CTやMRIだったら、足も見るけど、肺に血栓がつまっていないかも一緒に見ていくよ。
こうやって色々な検査で、血栓や体の状態がどうなっているかを確認して治療の方針を決めていくんだ。
予防の方法はある?
最後に血栓をできないようにするために予防の方法について話をしていくね。
じゃあおさらいとしてもう1回ここでまとめておくね。
・血管が壊れて修復される
・血液の成分がいつもと変わる
・血流がうっ滞する
1つめについては、その場で何か予防をするということが難しいけど、2つめと3つめについては自分で予防できそうだよね。
脱水にならないように水分をこまめにとるとか、あとは血流がうっ滞しないように足を適度に動かすとかでもいいね。
そのほかにもこんな感じで圧力の強い靴下もあるから、こういうものも血流をうっ滞させないために使えるよね。
血栓ができるのって今まで病気したことないという健康な人とか関係なく起こってしまうことなんだ。
だから自分でできる予防はしっかりしようね!
まとめ
今日は足の血栓についての話をしてきたよ。
結構ボリュームの多い話だったから、ここでまとめておくね!
・血栓ができやすい条件は3つあって、そのうち2つ以上が重なると血栓ができやすくなる
・エコノミークラス症候群は足に血栓ができて、それが肺に飛んでしまう
・血栓を確認する検査は血液検査、エコー、CT、MRI・予防としては3つの条件にならないようにすること
こんな感じかな。
血栓って本当に誰でもできてしまう可能性があるものなんだ。
だからこそなんでできてしまうのかを知って自分でしっかり予防してね!
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