
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
人間って白目部分がたくさん見えるけど、わんちゃんとかの動物ってあまり白目が見えないよね。
同じ目なのに、なんでこんな違いがあると思う?
今日はそんな白目がある理由について話をしていくね。
目の構造
まずは目の構造を知っていこう。
人間の目は、虹彩と瞳孔の部分を黒目。
それを覆うように強膜があって、白目部分に分かれているよ。
横から見ると、黒目の部分がやや小さく、白目が外側に見える構造になっているんだ。
一方で犬や猫は黒目が大きく、白目の部分がほとんど見えないよね。
ただこれは白目がないわけじゃなくて、見えていないだけだよ。
人間は黒目がやや小さくて、白目が見えているけど他の動物は黒目が大きくてあまり白目が見えていないよね。

同じ目なのにちょっと不思議だよね。
人間の白目はなんのため?
なんで人間だけ白目が見えるように進化したのかってことだよね。
これは「コミュニケーション」のためだと言われているよ。
人間は動物のように牙や角がないよね。
だから身体的にはとても弱い生き物だったわけだね。
だから生き残るために知恵を使って、仲間同士で協力する必要があったんだ。
狩りのときの合図や、危険を知らせるための視線の動きなど、「目」を使ったコミュニケーションがとても重要になるよね。
その結果として、人間は「視線の方向」が相手に伝わりやすいように、白目を目立たせるよう進化したと考えられているんだよ。

確かにもし白目がなかったら、どこ見ているか分かりにくいね。
動物の目との違い
一方で、動物たちは視線を相手に知られることが命取りになることもあるよね。
例えば、狩りをする肉食動物は、目の動きで獲物に「狙われている」とバレたら、逃げられてしまうよね。
だから彼らは黒目を大きくして、白目を見せないようにしているんだ。
動物たちは「視線を隠すことで生き残る」ことを選んだ。
人間は「視線で伝えることで助け合う」ことを選んだ。
こうやって変化してきたってことだね。
まとめ
今回は白目について話をしてきたよ。
・人間の白目は「強膜」という部分で、黒目(虹彩と瞳孔)を囲んでいる
・犬や猫にも白目はあるが、黒目が大きいため見えにくい
・人間だけが白目を目立たせるよう進化したのは、仲間とのコミュニケーションを円滑にするため
・動物は視線を隠すことで敵や獲物に気づかれないようにしている
誰かに目を見て話をしたり、聞いてもらったりしたときって嬉しいよね。
「見てる」「見られてる」ってわかるのは白目があるからこそなんだ。
改めて考えると、人間の目ってすごい進化をしてきたんだなって思うね。
白目って当たり前にあるけど、そのおかげで心が通じ合うのかもしれないね。
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