こんにちは( ^˂̵˃̶^)
ぴぃすけだよ!
鉄分が不足して貧血になるっていう話はよく聞くと思うんだ。
実はしょう君もその1人。
一般的にはやっぱり鉄不足で起きる鉄欠乏性貧血というものが一番多いんだけど、貧血の原因は鉄分の不足だけじゃないんだ。
今日はそんな貧血についての原因を3つ紹介していくね!
貧血とは?
最初に貧血とはどんなものかについて少し話をしていくね。
貧血っていうのは簡単に言うと血液が薄くなった状態になるんだ。
詳しく言うと血液中の赤血球数やヘモグロビン濃度が少なくなって、基準値未満になった状態のことだよ。
ヘモグロビンの濃度が少なくなる
どうしてこれが問題になるかという話なんだけど…。
この赤血球とヘモグロビンというのは体にとってすごく重要なあるものを運んでいるからなんだ。
それが酸素だね!
赤血球は血液と一緒に全身を巡って、赤血球の中にあるヘモグロビンが酸素を全身に運んでいるってわけ。
この重要なヘモグロビンが足りなくなると、体のいたるところが酸欠状態になってしまう。
これが「貧血」というわけなんだ。
そんな貧血になってしまうと…。
さっきも言ったよう体が酸欠状態になるから、その症状が出るよ。
だるさやめまい
体に酸素を一生懸命送ろうとがんばって心臓が動くため動悸や息切れ
「めまいがする」って言って、貧血を疑うのはこういう理由だね。
貧血になる原因は鉄分の不足だけじゃない!
じゃあ次は貧血の原因となるものについて話をしていくね。
貧血というと鉄分の不足が原因と思う人も多いよね。
確かに貧血の中の大部分を占めているのがこの鉄不足による貧血になるよ。
ちなみにこの鉄不足による貧血のことを『鉄欠乏性貧血』っていうから覚えておいてね!
ただ原因はこれだけじゃないんだ。
最初に話したように、貧血の原因はヘモグロビンの濃度が減少してしまうことだったね。
ヘモグロビンは赤血球の中に存在している。
ということは原因としてはこの3つになるね。
・赤血球(ヘモグロビン)が作られない
・赤血球が壊されてしまっている
・どこかで出血をしてしまっている
全部結果としてはヘモグロビンが減少するということには変わらないんだけど、それの理由が違うんというわけだね。
1つ1つどんな状態なのか見ていくよ!
赤血球(ヘモグロビン)が作られない
最初は作られないという話からしていくね!
これは赤血球を作る材料が不足しているか、作ってくれている場所に異常があるかのどっちかになるよ。
まずは材料が不足しているという話からいくね。
材料が不足
これはみんなも知っている『鉄欠乏性貧血』が主なものになるね。
ヘモグロビンっていうのは『ヘム』っていう鉄成分と、グロビンっていうたんぱく質からできているんだ。
だからこの鉄が不足してヘモグロビンがうまく作られないために、貧血になってしまうというわけだね。
この他にもビタミンB12、葉酸などが不足しても赤血球を作ることができないよ。
でも体にあるものがどうして少なくなってしまうのか不思議じゃない?
出血しているわけでもないのに、どうして減ると思う?
実は赤血球というのは寿命があって、毎日体の中で新しいものと古いものが交換されているんだ。
だから偏った食生活なんかで、栄養素が足りないとヘモグロビンが少なくなって貧血になってしまうということだね。
最近はかなり調子いいけどね!
しょう君の鉄欠乏性貧血の体験談はこちらから。
この他にも妊娠中や赤ちゃんに母乳をあげている時は、それまで以上に鉄分が必要になってくるんだ。
もともと少ない人はさらに不足するという状態になるから、妊婦さんで貧血になる人が多いのはこのためだね。
ここまでが材料不足という話だね。
場所の異常
もう1つが作ってくれる場所の異常という部分だね。
これは大きく分けて2つの理由があるよ。
まず1つ目が「再生不良性貧血」というものになるよ。
血液っていうのは骨髄って場所で作られていて、その中には血球のもとになる細胞である『造血幹細胞』というものがあるんだよ。
その細胞が何らかの原因で障害されてしまうと、この再生不良性貧血という病気になるんだ。
この障害をする原因はほとんど分かっていないんだ…。
血球の元となる細胞が異常になってしまうから、赤血球もちゃんと作られずに減少してしまう。
結果としてヘモグロビンも減少して、貧血になってしまうということだね。
もう1つが『腎性貧血』というものだよ。
これは腎臓が原因による貧血だね。
「どうして腎臓で貧血?」って不思議に思うよね。
実は腎臓っていうのは、赤血球が作られる時にすごく重要なものである「エリスロポエチン」というホルモンを出しているんだよ。
だから腎臓の働きが低下してしまうと、それが原因になってエリスロポエチンが減少する。
その結果として赤血球(ヘモグロビン)が減少して貧血になってしまうということだね。
腎性貧血:エリスロポエチン
赤血球が壊されている
次は赤血球が壊されることで起こる貧血について話をしていくね。
赤血球はさっきも話したけど、寿命があるんだ。
その寿命の長さはだいたい120日と言われているよ。
赤血球は毎日作られている、そして毎日壊れている。
作られる量と壊れる量が一定に保たれるから赤血球の数は変わらずに正常に過ごせているわけだよね。
じゃあこの赤血球がなにかしらの原因で寿命よりも早く壊されてしまうようになったらどうなると思う?
赤血球の数が減少するよね。
ということは結果的にヘモグロビンも減少して貧血になってしまうんだ。
こうやって赤血球が寿命に達しないうちに、赤血球の膜が壊されて溶けてしまうことを「溶血」というんだ。
この溶血が原因でおこる貧血を「溶血性貧血」というよ。
溶血性貧血が起こる原因としては生まれつき遺伝子に問題がある場合やアレルギー反応などがあるよ。
あと忘れちゃいけないのが、体の外からの衝撃で赤血球が破壊されることもあるということだね。
例えばマラソンやサッカー、剣道などで繰り返し足の裏に衝撃がかかることで赤血球が壊されることがあるんだ。
これは「スポーツ貧血」といわれているよ。
スポーツをする人は貧血と無縁な気もするから意外だよね。
出血が続いている
最後に体のどこかで出血していることでおこる貧血について話していくね。
パッと思いつくのはけがなどで大量に出血した場合だよね。
確かに血液が体の外に出てしまえば、それだけ赤血球もなくなってしまうから貧血になるのはわかるよね。
でもこれだけじゃなくて慢性的な病気によって、じわじわと出血することで赤血球が減っていくこともあるんだ。
具体的には、過多月経や子宮筋腫などの婦人科疾患、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんや大腸がんなどの消化器の病気が考えられるんだ。
貧血といっても色々な原因があるし、大きな病気が隠れていることもあるんだね。
まとめ
今回は貧血の原因について紹介したよ。
今日の話をまとめておいたよ!
・貧血とは血液中の赤血球(ヘモグロビン)が減少し、体のいたるところが酸欠になっている状態
・貧血の原因は3つの理由がある
・作られる赤血球が少ないもしくは足らない場合(鉄欠乏性貧血や再生不良性貧血、腎性貧血など)
・赤血球が寿命より早く壊されてしまう場合(溶血性貧血、スポーツ貧血など)
・体のどこかで少しずつ出血している場合(婦人科疾患や消化器の病気)
こんな感じだね。
一言で貧血といっても、原因はいろいろなものがあるんだね。
大半が鉄欠乏性貧血ということで、『貧血=鉄不足』みたいに思われがちだよね。
確かにしょう君みたいに鉄を摂取することで楽になる人もいるんだけど、それだけが原因じゃないからもし気になる症状がある人がしっかり検査を受けてね。
成長期と部活が原因かなって思ってる。
中学生との時なんかは特に体の成長も大きくて、なおかつ運動も長い時間する人が多いよね。
だからそのために必要な栄養素はしっかりとってね!
◆人気記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。