
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
みんな健康診断とかで「尿検査」や「便検査」って受けたことある?
あれって実は「一般検査」っていうグループに入るんだ。
名前だけ聞くと難しそうだけど、実はすごく身近で、体のサインをいち早く教えてくれる検査なんだよ。
今日はそんな一般検査について
- 一般検査ってどんなものなのか
- そこから分かる体の情報
- 検査の流れや注意点
- 結果をどう生活に活かせばいいのか
この4つをわかりやすく話していくよ。
ただの尿や便でも、体の中のヒントがぎっしり詰まっているんだ。
それを知ると「へぇ〜そんなことまで分かるんだ!」って思えるはず。
それじゃあまずは、「一般検査ってどんな検査?」 から解説していくね。
一般検査ってどんな検査?
病院で受ける検査の中でも、いちばん身近で基本になるのが「一般検査」なんだよ。
難しい名前に聞こえるけど、実は尿や便を調べたりするシンプルな検査になるよ。
例えば尿や便を調べることで、体の中の状態を外からチェックできるんだ。
ちなみにこの検査をするものを検体っていうんだ。
「検体」って言葉はちょっと固いけど、簡単にいうと体から出るものを調べるってことなんだよ。
血液ほど大げさじゃないから、誰でも気軽に受けやすいのが特徴なんだ。

血液検査とは違うの?

検体を検査するという意味では一緒だね。
血液検査との違い
血液検査は、その名の通り血液の中にある成分を細かく調べる検査だね。
だけど血液を採取する必要があるから、採血が必要になるね。
一般検査は、尿や便みたいに「自然に出るもの」を調べる方法になるよ。
ただ腹水や胸水のように穿刺液って言って、採血のように針を刺して検体を採るものもあるんだ。
でも基本的に行うのは、体に負担が少なくて、より手軽にできるものだね。
血液検査と一般検査の違いは単純に扱う検体の違いってことだね。
一般検査で分かること
一般検査は体に負担のない検査だけど、意外といろんなことが分かるんだよ。
尿や便を調べるだけで、腎臓や肝臓、消化管のトラブルを早めに見つける手がかりになるんだ。
尿検査で分かる腎臓や糖尿病の状態
例えば尿検査について解説をすると…
- pH
- タンパク
- 糖
- ウロビリノーゲン
- ビリルビン
- ケトン体
- 尿潜血
- 亜硝酸塩
- 白血球
こういった項目を見て本来出てこない成分が入っている場合には、体の異常を疑うってことだね。
タンパクが混ざっていれば腎臓に負担がかかっているサイン。
糖が混ざっていれば糖尿病を疑うきっかけになるんだよ。
見た目は普通の尿でも、成分をチェックすると体の異常が見えてくるんだ。
詳しくはここでもまとめているよ。

便検査で分かる消化管や感染症のサイン
次は便の検査だね。
これは食べ物の消化の状態や腸内の細菌の情報が含まれているよ。
他にも便に血が混じっていれば消化管の出血のサインかもしれない。
後はポリープなんかの疑いも確認することが出来るね。
特定の菌が見つかれば感染症の手がかりにもなるんだよ。
こんな感じで
「お腹(消化器系)の不調の原因」
を探るのに役立つんだ。
ただこれだけだと何が原因か特定するのは難しいから、異常があれば精密検査を行うってことだね。
検査の流れと注意点
そうしたら検査の実際の流れの解説をしていくよ。
一般検査はとてもシンプルで、基本的には「検体を集めて提出する」だけなんだよ。
でも、正しく結果を出すためには、ちょっとした注意点があるんだ。
検体の採取方法(尿・便など)
尿検査なら、専用の容器に尿をとるだけだね。

それならやったことある。

ただ意外と尿検査も注意が必要なんだ。
たいていは「中間の尿」といって、最初と最後じゃなく真ん中の部分をとるんだよ。
これは尿が汚染されないようするのが理由だね。
便検査の場合は、少量を専用のスティックや容器で採るんだ。
見た目は簡単だけど、清潔さが大切なんだよ。
検査前に気をつけたいポイント
あと検体を採るときもそうだけど、検査前にもちょっと注意が必要だよ。
というのも、この検体って体の状態を表しているものだよね。
だから直前に食べたものとか、激しい運動とかで結果が変わることがあるんだ。
だから病院から「朝は食べないで来てくださいね」と言われることもあるね。
尿検査なんかだと、水を大量に飲みすぎると薄まっちゃって正しい結果が出にくくもなるよ。
「いつも通りの体の状態を写す」
これが大切ってことだね。
結果の見方と日常生活への活かし方
最後に検査の結果について話をするね。
検査の結果に「異常あり」って書かれていると、ちょっとドキッとするよね。
でも必ずしも病気ってわけじゃないのは注意だよ。
尿や便にちょっとした変化があるだけでも、数値としては「異常」になることがあるんだ。
さっき上で話した食事を食べてしまうだけでも異常値になることがあるんだ。
こういった検体検査は『スクリーニング』と言って、異常の早期発見を目的としているんだ。

スクリーニングって何?

少しでも問題がある可能性があれば、異常ありとしてふるい分けることだね。
ただ穿刺液なんかに関しては、精密検査の意味合いの方が強いかな。
単順に尿とか便を検査する場合って、特に体に異常がなくても行うよね。
こういった時は症状がなくても、
『もしかしたら異常があるかもしれない』
こういった目的でスクリーニング(ふるい分け)を行う必要があるってことだね。
だから1回で慌てるんじゃなくて、再検査や他の検査と合わせて判断するのが大事なんだよ。
まとめ
今回は一般検査について解説をしたよ。
簡単に言えば『自然に出る検体を調べる検査』って覚えてくれればいいかな。
ただ穿刺液も一般検査になるから、それだけじゃないのは注意してね。
でもこうやって自然に出るものでも、体の状態がわかるんだ。
この検査だけで病気かどうかを判断するのは難しいけど…
- 一般検査
- 血液検査
こういった検体を使った検査をして、体のちょっとした異常を見逃さないようにチェックする。
その上で異常があれば、細かく原因を調査していくってことだね。
病院では、たくさんの検査があって、全てにちゃんと意味がある検査になるんだよ。
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