
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
今日は『爪』についての話になるよ。
爪が長いと、気づかないうちに相手をひっかいちゃったり、自分の肌を傷つけちゃうこともある。
こまめに切るのはすごく大事だよね。
でも、切っても切ってもまた伸びてくる…。
これってどうしてなんだろう?
今日はそんな「爪のひみつ」について話していくね。
爪っていったい何?
実は爪って「皮膚の一部」なんだよ。
あんなに硬いのに皮膚と同じなんて、ちょっと不思議だよね。
皮膚の一番外側にある角質が硬く変化したものが爪なんだ。
この「硬くなる」っていうのは、ケラチンというたんぱく質が沈着して固まることで起こるんだよ。
それで髪の毛も同じケラチンでできているから、爪と髪の毛は兄弟みたいな存在なんだ。

硬い爪と柔らかい髪が一緒って不思議だね。
ちなみに爪の中には水分も含まれているんだ。
季節によってこの水分量は変わるよ。
特に冬は乾燥しやすくて爪が割れやすくなるんだよ。
逆にお風呂に入ると爪がやわらかくなるのは、水分を吸って膨らむからなんだ。

お風呂上りに爪を切った方が切りやすいのは、それのおかげか!

そうそう。
なんで爪は伸び続けるの?
そうしたら爪が伸びる理由だね。
この爪は「根元」から作られて伸びていくんだ。
白っぽく見える爪の根元の部分、あそこが「爪母(そうぼ)」と呼ばれて、新しい爪の細胞を作っている場所なんだよ。
根元の方に新しい細胞が作られるから、どんどん爪が伸びてくるってことだね。

ちなみに指をよく使う人ほど爪が早く伸びるって知ってた?

一緒かと思ってた。
例えば、利き手のほうが爪の伸びが速いって言われているよ。
これは指を動かすことで血流が良くなって、爪を作る細胞が活発に働くからなんだ。
一般的に、手の爪は1日に約0.1mm、足の爪はその半分くらいのスピードで伸びていると言われているよ。
爪を切っても痛くない理由
爪って皮膚の一部なのに、切っても痛くないよね。
それは、爪の先には神経も血管も通っていないからなんだ。
でも、爪の根元や下のピンク色の部分には血管や神経があるから、そこまで深く切ってしまうと「痛っ!」ってなるよ。
ちなみに犬や猫などの動物は、人よりも深い部分まで血管が通っていて、爪を切りすぎると血が出ちゃうことがあるんだ。
爪ってどんな役割してるの?
そうしたら最後は爪の役割だね。
これは『指を守るための大事なパーツ』ってことだね。
指の骨は爪の途中くらいまでしかなくて、その先の柔らかい部分を守っているのが爪なんだよ。
他にも、爪があることで指先に力を入れやすくなって、小さいものをつまんだり、細かい作業がしやすくなるよね。
足の爪も同じで、歩くときにバランスを取ったり、体を支えるときに重要な役割をしているよ。
もし爪がなかったら、僕たちは今みたいにスムーズに歩けないかもしれないんだ。

思っているよりも爪って大切だね。

指を守るだけじゃなくて、生活するために必要なものだね。
まとめ
今日は身近な『爪』について解説をしてきたよ。
・爪は皮膚が角質化してできたもので、主成分はたんぱく質の一種「ケラチン」
・髪の毛と同じ成分でできていて、根元(爪母)から新しい細胞が作られ押し出されることで伸びていく
・爪の伸びるスピードは手で1日約0.1mm、足でその半分ほど。利き手のほうが早く伸びやすい
・爪の先端には神経や血管がないため、切っても痛くないが、根元まで切ると痛みや出血の原因になる
・爪は指先を保護し、物をつかむときの支えや、歩行時のバランス維持など大切な役割を持っている
爪は小さいけれど、とても大事な存在なんだ。
髪の毛と同じたんぱく質でできていて、毎日すこしずつ成長している。
乾燥しやすい冬は保湿を意識して、割れやすくなったらオイルなどでケアしてあげてね。
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