
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
今回は膵臓について解説をしていくね。
膵臓ってどんなイメージがあるかな?

血糖値と関係が深いってことは聞いたことがある。
こういった人も多いかもね。
そんな膵臓について
- 膵臓の構造
- 膵臓の働き
- 血糖値との関係
- 膵臓の検査
- 膵臓の異常と病気
- 糖尿病との関係
こういった感じで膵臓について、この1記事でしっかり分かるように解説をしていくよ。
膵臓の構造
まずは膵臓の構造だね。
膵臓は、お腹の奥のほう、ちょうど胃の後ろあたりに細長く横たわっている臓器になるよ。
15センチくらいの細長い形で、
- 膵頭部:頭の部分
- 膵体部:体の部分
- 膵尾部:しっぽの部分
この3つに分かれているんだ。
位置としては背中寄りにあるから、検査しても見えにくいって言われたりすることが多いんだ。
膵臓の働きについて
構造について分かったところで、次は働きについて話していくよ。
膵臓の働きは、大きく分けて2つあるんだ。
それが
- 消化の働き
- ホルモンの分泌の働き
というので、どちらもかなり重要な働きになるんだ。
まず消化のほうは、膵臓は「膵液」っていう消化液を作って、小腸に送り出しているんだ。
これがすごく強力で、食べ物を細かく分解してくれるんだよ。
もう一つはホルモンだね。
これは主に血糖値の調整なんだ。

ちなみにホルモンを出す場所に名前がついているんだけど知ってるかな?

う~ん…聞いたことないなぁ…。
膵臓の中に「ランゲルハンス島」っていう場所があって、そこからホルモンを出して血糖値の調整をしているんだ。

なんか面白い名前だね。

ちなみに島の様に細胞が点在しているのと、発見者の名前が由来なんだよ。
ここら辺の働きは膵臓を知る上でかなり重要だから、もうちょっと詳しく話をしていくね。
消化酵素について
膵臓が出している膵液の中には、いろんな種類の消化酵素が入っているんだ。
それぞれ役割が決まっていて、炭水化物を分解するもの、脂肪を分解するもの、たんぱく質を分解するものがそろっているんだ。
こういった感じだね。
だから膵液がちゃんと出てないと、食べても消化がスムーズにいかなくて、お腹がゴロゴロしたり、栄養が吸収しにくくなることもあるんだ。

でもこれって膵臓自体も消化しちゃいそうだけど大丈夫なの?

それもしっかり考えられているよ。
これらの酵素はそのままだとすごく強力だから、膵臓自身を傷つけないように「働く前の形」で作られているんだ。
小腸に届いたところでスイッチが入って、本格的に働き始める仕組みになっているんだ。
体ってよくできてるよね。
血糖値の調整について
あと「ランゲルハンス島」についてだね。
これは上でも話したようにホルモン工場みたいな場所で、そこで血糖値を調整するホルモンが作られているんだよ。
代表的なのがインスリンとグルカゴンだね。

インスリンは聞いたことある!血糖値を下げるやつだよね!

そうそう!
- インスリン:血糖値を下げる働き
- グルカゴン:血糖値を上げる働き
この2つがバランス良く働くことで、血糖値が一定の範囲に収まるように調整されているんだ。
もし膵臓が弱ってインスリンがうまく出なくなると、血糖値が上がりっぱなしになっちゃうんだ。
それが糖尿病につながるってことだね。
だから血糖値の管理って、膵臓の働きにめちゃくちゃ依存しているんだ。
膵臓を調べる検査
次は、膵臓を調べる検査についてまとめていくよ。
膵臓って構造のところで話をしたけど、お腹の奥のほうに隠れているから、検査しても見えにくい臓器なんだ。
だからいくつかの方法を組み合わせて調べることが必要だよ。
まずは何の臓器でもそうだけど、血液検査だね。
アミラーゼとかリパーゼっていう膵臓の酵素を測ることで、膵臓に炎症が起きていないかをチェックすることができるんだ。
こういった数値が高いと膵炎の可能性があるんだよ。
血液検査で異常があった場合や、健康診断なんかで画像検査で膵臓を確認するね。
一番多いのは腹部のエコーだけど、膵臓は胃や腸に隠れちゃって見にくいこともあるんだ。
だからしっかり確認するために、CTやMRIを使って調べることも多いんだ。
さらに小さな異常まで見つけたいときには、EUS(超音波内視鏡)っていう方法も使われるんだ。
胃や十二指腸から近い位置で膵臓を観察できるから、とても詳しく見えるんだよ。

毎回思うけど検査って本当にたくさんあるよね。

膵臓だからというわけじゃないけど臓器って大切だから、見落としが内容にするためには必要だからね。
主な膵臓の異常と病気
最後に膵臓の異常について話をしていくよ。
実は膵臓って、症状が出にくかったり、お腹の深い場所にあるせいで気づきにくかったりするんだよ。
だから自分でも症状を知っておくことで、早めに検査を受けたりすることが出来るから、ぜひ覚えていってね。
●急性膵炎
まず急性膵炎について。
膵臓の酵素が自分自身を攻撃しちゃう状態で、みぞおちのあたりが痛くなって背中まで響くこともあるんだ。
アルコールや胆石が原因になることが多いんだよ。
●慢性膵炎
次は慢性膵炎。
これは膵臓が長い間ダメージを受け続けて、だんだん硬くなってしまう状態なんだよ。
消化がうまくいかなくて、下痢や体重が落ちてくることもあるんだ。
●膵臓がん
そして膵臓がん。
実はこれって初期の症状がほとんどないのが本当に怖いところなんだ。
さらに見つかりにくいということもあるんだよね。
だから定期的に腹部エコーなんかで、しっかりとお腹全体の臓器を検査することが大切になるよ。
膵臓と糖尿病の関係
それで忘れてはいけないのが糖尿病だね。
働きの部分でも話したけど膵臓と血糖値はかなり密接に関係があるんだ。
膵臓のランゲルハンス島から出るインスリンが血糖値を下げるホルモンという話をしたよね。

ちなみに血糖値って他に下げるホルモンってあると思う?

血糖値を下げるって大切だからあるんじゃないの?
実はこの『インスリンが血糖値を下げる唯一のホルモン』なんだ。
だから膵臓の働きが弱くなると、インスリンが十分に出なくなって血糖値がどんどん上がっちゃうんだよ。
このインスリンが原因の糖尿病を1型糖尿病というよ。
糖尿病って生活習慣が乱れるとなる病気と思われているけど、実はこの1型の場合には関係がないんだ。
ちなみに全体の5~10%が1型糖尿病になるんだよ。
まとめ
今回は膵臓について詳しく解説をしてきたよ。
・膵臓は胃の後ろにある細長い臓器
・消化酵素を出して食べ物の分解を助ける
・インスリンやグルカゴンで血糖値を調整している
・膵臓の検査には血液・エコー・CT・MRI・EUSなどが使われる
・膵炎や膵臓がん、糖尿病など膵臓の病気は気づきにくいこともある
・膵臓のインスリンに依存する糖尿病を1型糖尿病という
こういった内容だったね。
膵臓は血糖値を調整するために本当に大切な臓器になるよ。
場所的にも見にくいし、症状があまり出ない臓器。
だから定期的に健康診断なんかでしっかり確認することが大切だよ。


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