
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
今日は『ほくろ』について話をしていくよ。
ほくろって生まれた時からあったり「こんなところにあったかな?」って増えていることもあるよね。
あれって、なんでできるのか知ってる?
実は体の中の細胞の働きが関係しているんだよ。
しかも、見た目が似ていても中には注意が必要なものもあるんだ。
- ほくろができる仕組み
- 先天的と後天的なほくろについて
- 危険なほくろの見分け方
こういった内容をわかりやすく話していくね。
ほくろはどうしてできるの?
最初はほくろがどうして出来るかという部分だね。

ちなみにほくろの正体って何か知ってる?

確かに、そういわれると分からないかも。
ほくろは「メラノサイト」っていう色を作る細胞が集まってできたものなんだ。
メラノサイトは本来、紫外線から肌を守るためにメラニンという色素を作るんだ。
でもそれが一部の場所で集まりすぎると黒や茶色の点になる。それが「ほくろ」なんだよ。
生まれつきのほくろと後からできるほくろの違い
次は生まれたときからあるほくろと、大人になってから出てくるほくろの違いを話していくよ。
最初は生まれつきのほくろからだね。
生まれつきのほくろ(先天性ほくろ)
生まれつきのほくろは「先天性母斑(せんてんせいぼはん)」って呼ばれるんだ。
これは赤ちゃんの時からすでに皮膚の中にメラノサイトが多く集まっていて、生まれたときから見えるタイプだね。
大きさや形は人それぞれで、成長と一緒に少しずつ大きくなることもあるんだ。

これって危険性はあるの?
小さいものは特に問題ないけど、すごく大きい場合は、まれに悪性化することがあるんだ。
だから大きさによっては経過観察が大切になるよ。
後からできるほくろ(後天性ほくろ)
先天性のと違って、成長してから出てくるのが「後天性のほくろ」になるよ。
これは紫外線やホルモンバランスの変化、皮膚への刺激なんかが関係しているんだ。
特に思春期や妊娠中はホルモンバランスが変わるから、新しくできやすい時期なんだよ。
このタイプのほくろは見た目が変化しやすいから、
- 色
- 形
- 大きさ
こういったところが変わってきたら注意が必要だよ。
中には悪性のものがまぎれていることもあるからね。
できやすい人の特徴

ちなみに出来やすいとかってあるの?

あるよ。
日焼けしやすい人や色白の人はメラニンの働きが活発だから、ほくろができやすい傾向があるんだ。
あとは、遺伝の影響もあるよ。
家族にほくろが多い人がいると、自分もできやすいことが多いんだ。
危険なほくろってあるの?
そうしたら最後にほくろの危険性について話をしていくね。
基本的には「ほくろ」って特に危険性はないんだ。
だけど危険ほくろがあったりもするから、見分け方について話していくね。
見た目が似ている「悪性黒色腫」
見た目がほくろとそっくりでも、「悪性黒色腫(メラノーマ)」と呼ばれる皮膚がんの可能性がある場合もあるよ。

ほくろかと思ったら、がんの可能性もあるんだ…

そうなんだ。だからもし以下のような特徴があったら注意してね。
- 形が左右非対称
- 境界がギザギザしている
- 色が均一じゃなくて濃淡がある
- 6mm以上の大きさ
- 最近大きくなったり、色が変わった
これらが当てはまる場合は、皮膚科で相談してね。
こういった悪性の場合もそうだけど、ほくろって気になっていじってしまう人もいるよね。

がりがりしたら取れそうと思っていじったことあったかも。

それってやっちゃいけないことなんだよね。
自分で削ったり、潰したりするのは絶対ダメだよ。
出血したり感染したりすることもあるし、悪性化の判断ができなくなっちゃうこともあるんだ。
まとめ
今回は『ほくろ』について解説してきたよ。
・ほくろはメラノサイトが集まってできる
・紫外線やホルモンの変化で増えることがある
・特に思春期や妊娠中はホルモンバランスが変わるから、新しくできやすい時期
・悪性黒色腫(メラノーマ)に似た危険なほくろもある
・形、色、大きさの変化に注意することが大切
・気になるときは皮膚科でチェックしよう
ほくろってほとんどは心配いらないけど、中には注意が必要なものもあるんだ。
だから「ただのほくろ」と思わず、体の変化には気づいてあげてね。
自分の体のサインを見逃さないことが大切なんだよ。
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