
こんにちは。
ずびずび、風邪ひいちゃった…
最近ずっと鼻水が止まらないんだよね。
普段は鼻水は透明なのに、風邪のときは黄色っぽくなることがあるよね。
「なんで色が変わるの?」って思う人も多いはず。
今日はそんな鼻水の色の違いについてわかりやすく説明するよ。
透明の鼻水
まずは透明でさらっとした鼻水が出るときについてだね。
これは鼻の粘膜がほこりや花粉、ウイルスなどの異物を洗い流そうとしているときだよ。
目にゴミが入ると涙が出るよね。
それと同じで、鼻にも異物がつくとそれを流すために鼻水が増えるんだ。

花粉症でずびずびするのも、これだよね。

そうそう。
透明の鼻水は風邪の初期やアレルギー性の鼻炎(花粉症など)でよく見られる状態だね。
鼻の粘膜に付いたものを洗い流すことで、症状が和らぐこともあるんだ。
黄色の鼻水
じゃあ、鼻水が黄色っぽくなるのはどうしてだろう?
実はこれは白血球が活躍しているサインなんだ。
白血球がウイルスや細菌を退治する過程で、それらや白血球自身の一部が鼻水に混ざり、濁って黄色っぽく見えることがあるんだよ。
そもそも白血球って?

ちなみに白血球って、どうやって菌を退治しているか分かる?

う~ん。そういわれると分かんないかも。
白血球は体を守る細胞で、侵入したウイルスや細菌を「食べる」ように処理するんだ。
これを『貪食』というよ。
貪食した白血球は、その後壊れて残骸が出ることがあり、それが鼻水や痰、化膿したときの膿の色の元になるんだ。
日々身を挺して守ってくれている白血球には感謝だね。
白血球について詳しい話は、ここでしているよ。

緑色の鼻水と注意点
実はさらに鼻水が緑っぽくなる時があるんだ。
この場合には、黄色よりも免疫反応が強くなっているか、鼻や副鼻腔の奥で炎症が広がっている可能性があるよ。
特に次のような場合は耳鼻科を受診したほうが良いサインになることが多いんだ。
- 鼻水(黄〜緑色)が10日以上続く
- 顔面の痛みや重だるさ、頭痛が強い
- 高熱が続く、嗅覚が落ちた(においが分かりにくい)
こういった症状があれば「急性副鼻腔炎(俗に蓄膿症)」などの可能性があるから、医師の診察を受けてね。
まとめ
今回は鼻水の『色』という部分について、話をしてきたよ。
・透明の鼻水は、ほこり、花粉、ウイルスなどを洗い流すために出る正常な反応
・風邪の初期やアレルギー性鼻炎のときによく見られ、鼻の粘膜を守る働きがある
・黄色の鼻水は、白血球がウイルスや細菌と戦ったあとの反応で、免疫が働いているサイン
・白血球は異物を「貪食」して退治し、その残骸が鼻水や膿の色のもとになる。
・緑色の鼻水は炎症が進んでいる可能性があり、10日以上続いたり、頭痛や嗅覚の低下がある場合は耳鼻科の受診が必要
熱が出たり、咳が出たり…
体調が悪くなると体もそれに伴って症状があるよね。
今回の話のように、鼻水の色でも体の状態がしっかり現れるってことだね。
色の変化を目安に、自分の体調をチェックしてみてね。
おかしいと感じたら早めの受診を忘れずに。
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