
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
温かい食べ物や飲み物を口にすると、なぜか鼻水が出てくることってあるよね。
夏でも冬でも出る人もいれば、「冬になると特に出やすい」という人も多いと思うんだ。
どうして温かいものを食べると鼻水が出ると思う?
今回はその理由を詳しく話していくね。
鼻水が出る原理
まず、鼻水ってそもそも何かを説明するね。
人が呼吸をするとき、空気の中にある目に見えないゴミやウイルス、菌を一緒に吸い込んでいるんだ。

空気って意外と汚れているんだね…

そうだね。
だから、それを体に入れないように最初に守ってくれているのが「鼻毛」なんだ。
見た目が気になるかもしれないけど、実はとても大事な存在なんだよ。
でも、鼻毛だけでは防ぎきれない小さなウイルスやホコリもある。
そういう細かい異物は、鼻の奥にある「粘膜」がキャッチして守ってくれているんだ。
鼻の粘膜には
- 毛細血管
- 鼻腺(びせん)
と呼ばれる分泌腺があるんだ。
毛細血管からは血液の一部である「血漿(けっしょう)」がしみ出して、鼻腺からは粘液が分泌されているよ。
この2つの分泌物がゴミやウイルスを包みこんで鼻の外に出してくれるんだ。
これがいわゆる鼻水の正体なんだよ。
鼻水が出る4つの原因
そうしたら次は鼻水が出る4つの原因について話していくよ。
アレルギー性鼻炎
花粉やハウスダストなどのアレルギーによる鼻水だよ。
最近は花粉の増加や食生活の乱れなども影響して、アレルギー性鼻炎の人が増えているんだ。
風邪などの感染
風邪をひいたときも鼻水が出るよね。
これは体がウイルスを外に出そうとしている反応だよ。
黄色い鼻水は白血球が菌と戦った後の結果で、緑色の鼻水が出ている場合は副鼻腔炎などの病気のサインかもしれないから、早めに病院に行こうね。
乾燥による鼻水
空気が乾燥すると、鼻の粘膜が傷ついてしまうことがある。
それを守るために体が自然と粘液を出して保湿してくれるんだ。
体温調節による鼻水
これが今回の「温かい食べ物を食べたときの鼻水」の原因なんだ。
温かいものを食べたときの鼻水の理由
この理由はさっきも話したように
『体温調整による鼻水』
とい事だったよね。
人の鼻は、吸い込む空気を体温に近づけてから肺に届ける働きをしているよ。
急に冷たい空気や熱い空気が体の中に入ると、体に負担がかかっちゃうからね。
温かい食べ物や飲み物を食べると、鼻の中の温度が上がる。
それを「冷やさなきゃ!」と体が判断して、鼻の粘膜の血流を増やし、分泌物(鼻水)を出して温度を調整しているんだ。

これって食べ物だけじゃなくて、部屋の温度差で出るのも一緒?

お!鋭いね!
食べ物のときだけでなく、寒い外から暖かい部屋に入ったときにも起こる現象だよ。
温度差で鼻水が出るのは、体の体温調節機能がしっかり働いている証拠なんだ。
温かいものを食べたときの鼻水を抑えるには?
そうしたら最後に温かいものを食べた時の鼻水を抑える方法を話していくね。
やっぱり「食べるたびに鼻水が出るのが気になる!」という人もいるよね。
そんなときは、次のことを意識してみよう。
それは「ゆっくり食べる・飲む」ことなんだ。

それだけでいいんだ。
熱い空気を一気に吸い込むと体がびっくりして反応してしまうけど、少しずつ温度を感じながら食べることで鼻水が出にくくなるよ。
特に寒い日やお腹が空いているときはつい勢いよく食べちゃうけど、鼻水を抑えたいときは少し落ち着いて味わうのがポイントだね。
まとめ
今回は鼻水についての話をしてきたよ。
・鼻水は異物を外に出すための防御反応
・温かいものを食べたときの鼻水は体温調節の一環
・ゆっくり食べることで鼻水を抑えることができる
温かい料理を食べるときに鼻水が出ても、「体がちゃんと働いてるんだな」と思えるとちょっと安心だね。
無理に止めようとせず、ゆっくり味わって楽しもうね。
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