アレルギーの時、鼻水の中にはあるものが潜んでいる!この正体は?

気になる小話
ぴぃすけ
ぴぃすけ

こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。

花粉なんかが理由でアレルギーで鼻水が止まらない。

実は、この中にはいつもは体の中に1~5%くらいしか存在しない細胞が増えているんだ。

その存在を知っているかな?

今日はそんなアレルギーと『ある細胞』についての関係を話していくよ。

なぜアレルギーの鼻水は止まらないのか?

お姉さん
お姉さん

というか、そもそもアレルギーって、なんで鼻水がでるの?花粉のせい?

ぴぃすけ
ぴぃすけ

確かに花粉が原因を作っているね。

最初に少し

これがどうして起こるのかを話していくよ。

アレルギーって、体が花粉を危険な敵だと勘違いしてしまうことが原因なんだ。

ただただ花粉が鼻に入っただけだと、本来はちょっとむずむずしてくしゃみが出たり、少し鼻水が出たりするだけなんだ。

お姉さん
お姉さん

でもアレルギーの場合って、かなりの量出るよね。

ぴぃすけ
ぴぃすけ

それがまさにアレルギーの反応が起きているってことだね。

体が花粉を危険な敵だと勘違いすると「これは大変だ!」ってことで、鼻の中で免疫が一気に働き始めるんだ。

その結果、鼻の粘膜では炎症が起きて、血管が広がる。

血管が広がると、血液の成分が外にしみ出しやすくなって、鼻水がどんどん作られるんだよ。

さらにアレルギーの鼻水は、

  • 異物を外に洗い流そう!
  • これ以上体に入れないようにしよう!

っていう防御反応でもある。

だから一度スイッチが入ると、少しくらい鼻をかんでも、またすぐに鼻水が出てくる。

体がずっと戦闘モードになっている状態なんだよ。

ぴぃすけ
ぴぃすけ

守るための反応だけど『守りすぎた』結果がアレルギーってことだよ。

鼻水の中に潜んでいる正体

ぴぃすけ
ぴぃすけ

じゃあ、その止まらない鼻水の中身って何が入っていると思う?

お姉さん
お姉さん

何って?透明だから水なんじゃないの?

実は、アレルギーの鼻水の中には好酸球(こうさんきゅう)っていう免疫細胞が潜んでいるんだ。

アレルギー反応が起きると、鼻の粘膜では「敵が来たぞ!」っていうサインが出る。

すると血液の中から鼻に好酸球が集まってくるんだ。

その結果、

  • 血管からしみ出た水分
  • 集まってきた好酸球

これらが混ざって、鼻水として外に出てくる。

つまりアレルギーの鼻水は、好酸球が最前線で働いたあとの戦いの跡みたいなものなんだよ。

こう考えると、ちょっと鼻水の見え方が変わらないかな?

好酸球とは何をする細胞なのか?

お姉さん
お姉さん

この好酸球って、アレルギーを引き起こす悪い奴ってこと?

ぴぃすけ
ぴぃすけ

ちゃんと僕たちの体を守る大切な役割をしている細胞だよ。

好酸球は、もともと血液の中にほんの少しだけ存在している細胞なんだよ。

ちなみに白血球の1つで、白血球全体のうちだいたい1〜5%くらいが好酸球なんだ。

数が少なくて普段は目立たず、静かに待機している存在なんだ。

それでこの好酸球の本来の仕事は、

お姉さん
お姉さん

ウイルスとかもそう?

ぴぃすけ
ぴぃすけ

それは好中球の働きだね。好酸球は細菌やウイルスよりも大きい敵に対して、つよ攻撃をしかけるのが特徴だよ。

だから健康な状態では「そんなに出番はないけど、いざという時のために控えている」細胞なんだよ。

だけどアレルギーになると話が変わるんだ。

花粉やダニに対して、体が必要以上に反応してしまって、本来は少数派のはずの好酸球が一気に呼び出される。

お姉さん
お姉さん

それがアレルギーってことだね。

ぴぃすけ
ぴぃすけ

そういうことだね。

アレルギーでは血液中では少なかった好酸球が、特定の場所に集中してしまうんだ。

好酸球が増えると、体では何が起きる?

お姉さん
お姉さん

でもこれってどうして鼻水みたいな症状が出てしまうの?

ぴぃすけ
ぴぃすけ

好酸球が来たっていうだけだと説明がつかない部分だね。

実は好酸球は敵を攻撃するとき、周りにも影響が出るくらい強い物質を出すんだ。

これは本来、寄生虫を倒すための武器なんだけど、アレルギーではその攻撃が鼻の粘膜に向いてしまう。

すると鼻の中では、

  • 粘膜が傷つく
  • 炎症が強くなる
  • 血管が広がりやすくなる

こんな状態になってしまうんだ。

その結果、鼻水がどんどん作られたり、くしゃみが止まらなくなったりするんだ。

つまりアレルギー症状って、花粉そのものが悪さをしているというより、好酸球が本気で戦いすぎた結果とも言えるんだ。

お姉さん
お姉さん

体を守るための細胞が、守る場所を間違えてしまったってことか…。

ぴぃすけ
ぴぃすけ

そういうこと。なんかちょっと残念な結果だよね。

まとめ

今回はアレルギーで出てきた鼻水の中に潜んでいる細胞について話をしてきたよ。

・アレルギーは体を守る反応が守りすぎた結果

・鼻水の中には原因である好酸球が増えている

・好酸球は外敵から体を守るために戦うための強い物質を出す

・この物質が鼻の粘膜を傷つけてアレルギーの症状がでる

こんな感じの内容だったね。

僕も暖かくなってくると、花粉でアレルギー性の鼻炎になっちゃってしんどくて嫌だなって思うんだ…。

でも、ある意味これは体が頑張ってくれている証拠なんだよね。

今はアレルギーを抑える薬なんかも処方してもらえるから、上手く付き合っていかないとね。


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