
こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
ご飯を食べたあとに走ったり動いたりすると、脇腹がズキッと痛くなった経験ないかな?
実はこれ、誰でも起こるありふれた現象なんだよ。
今回はそんな内容だよ。
- 食後の運動で脇腹が痛くなる原因
- 痛みを防ぐコツ
- もし痛くなったときの対処法
仕組みを知っておけば安心して運動できるようになるから、ぜひ最後まで読んでみてね。
それじゃあまず、この現象がどんなものなのかを見ていこうか。
食後に脇腹が痛くなる現象とは?

この現象って実は名前がついているんだけど知ってる?

えっと、食後脇腹痛くなる現象とか?

率直で分かりやすいね(笑
これは
- 運動関連一過性腹痛
- サイドステッチ
こう呼ばれていて、多くの人が経験している現象なんだ。
実際に研究でも、ランナーの半分以上が一度は経験したことがあるって言われてるんだ。
おそらく運動している人なら、経験ある人も多いんじゃないかな。
一時的な痛みだから命に関わるような危険はないんだけど、走るのを続けるのがつらくなるくらいには痛いんだ。
だから原因や対策を知っておくと安心できるんだよ。
食後の運動でお腹が痛くなる理由
そうしたら痛くなる原因について解説していくよ。
食後って胃や腸が消化のためにたくさん働いていて、そこに血液が集まっている。
それでこの血液を集めるためには、どこかから血液を送り出す必要がある。
その時に『脾臓』という臓器から貯めていた血液を出す。
この脾臓の急激な収縮と言われていたりもするんだ。
他にも、その状態で急に走ったり体を動かすと、横隔膜とか内臓を支えてる靱帯に負担がかかって痛みが出やすくなるんだ。
さらに食後ってお腹が膨らんでいるよね。
これは胃が膨らんでいるってことだね。
この膨らんだ胃によって横隔膜を押し上げるのも影響していて、それが「脇腹の痛み」につながるんだよ。
どんな運動で起こりやすい?

じゃあ結構激しいスポーツだと起こりやすいってこと?

そうだね。
特に走るような運動でよく起こるんだ。
- ランニング
- ジョギング
- 縄跳び
- バスケ
- サッカー
こういった上下の動きが多いスポーツでは、痛みが起こりやすい。
理由は内臓が揺れて横隔膜も大きく動くからだね。
痛くならない予防法
この痛みって運動をしているときだと「もう動けない」って感じるよね。
だから痛くならないための予防が大切だね。
まず大切なのは、ご飯を食べてからすぐに運動しないことだね。

原因がそれだもんね。ちなみにすぐってどのくらい?

これは消化の関係だから食べたものにもよるけど、できれば1時間半から2時間くらい休んでから動くと、かなり痛みが出にくくなるんだ。
他にも呼吸の仕方もポイントだよ。
浅い呼吸じゃなくてリズムよく大きく吐くことを意識すると横隔膜に負担がかかりにくいんだよ。
後はその時じゃないけど、
普段から体幹を鍛えておく
これも効果的と言われているんだ。
内臓の揺れを抑えてくれるから、体幹を鍛えることでも予防につながるんだ。
だから腹筋や背筋を少しずつ鍛えておくと安心なんだよ。
痛くなった時の対策
そうしたら最後に痛くなった時の対処法だね。
『運動をいったんやめる』
やっぱりこれが一番の対処法になるね。
でもどうしても運動続けなければいけない場合には、少しペースを落とす。
あとは横隔膜も影響しているから呼吸を深くするっていうのも対策になるよ。
この呼吸をするときに、体を少し前にかがめると、さらに横隔膜の負担を減らすこともできるんだ。
もしその場で少し立ち止まれるなら
痛い方と反対側の腕を上に伸ばすストレッチ
これも効果的だと言われているよ。
まとめるとこんな感じだね。
まとめ
今回は運動関連一過性腹痛という食後の運動で、お腹に痛みが出ることについて話をしたよ。
・食後すぐに運動すると脇腹が痛くなることがある
・原因は脾臓の収縮、横隔膜、内臓の靱帯に負担がかかること
・ランニングやジャンプ運動など上下動の大きい動きで起こりやすい
・予防は、食後1.5〜2時間休む、大きく呼吸をする、体幹を鍛える
・痛くなった時はペースを落として前傾姿勢で深く呼吸する
一番は、無理せず休むこと
こういった内容だったね。
食後の脇腹の痛みは誰でも起こること。
だからこそ原因や予防法を知ってね。
無理をしないで体と相談しながら運動を楽しもうね。
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