40代男性からの質問

抗生物質を処方されたのですが、一緒にお酒を飲むのは控えほうがいいですか?
昔、父が「アルコールで体の中を消毒出来る」からと少量のアルコールを飲んでいました。
さすがにこれは間違いだと思いますが、抗生物質とアルコールの関係を知りたいです。

こんにちは!
臨床検査技師のぴぃすけだよ。
今日は『アルコールと抗生物質』この2つの関係について話をしていくね。
アルコールって確かに消毒でも使うから「ちょっとなら」と飲んでしまう人もいるかもしれないね。
だけどやっぱり抗生物質なんかの薬とは一緒に飲まない方がいいんだ。
あと実は薬の種類によっては問題になるものもあるんだ。
今回の内容をしっかり覚えて正しく抗生物質を飲んでね。
抗生物質とアルコールの結論
まず結論としては、
抗生物質を飲んでいる間は、アルコールは飲まない方がいい

少し飲むのもダメ?

難しい部分なんだよね。
確かに少量の飲酒では大きな問題にならないことも多いんだ。
ただし、それは「飲んでもいい」じゃなくて「たまたま大きな事故が起きにくい」だけなんだよ。
というのも、抗生物質を飲んでいる時って体は細菌と戦っていて、決して元気な状態じゃないよね。
そこにお酒を入れると、アルコールの影響で回復が遅れることがあるんだ。

効きにくくなるとかじゃなくて、そもそもお酒がってことね。

そういうことだね。お酒を飲むと肝臓なんかで頑張ってアルコールを分解するから体には負担がかかってしまうんだ。
それに、抗生物質の中にはアルコールと一緒に飲むと、はっきり体調が悪くなる薬もあるんだ。
だから治すことを最優先に考えて治療中はお酒を控えることが大切だね

まぁ、治った後に気分よく飲んだ方がいいしね。

そうそう。体調が悪い時には、体をいたわってあげるのが一番だね。
なぜ飲まない方がいいの?
もうちょっと具体的にどうして抗生物質を飲んでいるときはお酒を控えた方がいいのかを話していくね。
これは一言でいうと
体が「治すこと」に集中している最中だから
上でも話したけど、抗生物質を飲むってことは、体の中は細菌と戦っている状態だよね。
免疫も内臓もフル回転して、回復に力を使っているんだ。
そんなところにアルコールが入ると、肝臓はまずお酒の分解を優先する。
そうすると、
- 薬の代謝が後回しになる
- 体の回復に使えるエネルギーが減る
- 結果として治りが遅くなる
こういう流れが起きやすくなるんだよ。

治療以外にも体の能力が必要になるってことね。

そういうことだね。
さらに問題になるのが、副作用が強く出やすくなることなんだ。
そもそも抗生物質だけでも、
- 吐き気
- 下痢
- 胃のムカつき
- だるさ
こういった症状が出ることがあるんだ。

胃薬と一緒に処方されたりもするもんね。

うん。しかもアルコールを飲んだ時も同じような症状が出るよね。
アルコールは胃腸を刺激するから、これらの症状をさらに悪化させやすいんだ。
しかも厄介なのが、
- これは薬の副作用なのか
- ただの二日酔いなのか
分からなくなること。
これだと、薬を続けていいのか、やめた方がいいのかという判断もしづらくなるんだよ。

そういえば薬の効き目ってところに関してはどうなの?

基本的に効き目についての関係は多くないと言われているよ。でも体を余計にしんどくしないために飲まないってのが重要だね。
アルコールと一緒に飲んではダメな抗生物質
ここまでは『飲んでも効果に問題は起きないと言われているけど、飲まない方がいい』という話題だったね。
次はアルコールと一緒に飲むのは避けた方がいい抗生物質をまとめて話すよ。
ここはかなり大事なところなんだ。
●メトロニダゾール
まず代表的なのが、メトロニダゾールっていう抗生物質。
この薬は、アルコールと一緒に飲むと、
- 顔が急に赤くなる
- 動悸がする
- 強い吐き気や嘔吐
- 頭痛や気分不良
こういった症状が出ることがあるんだよ。
これは服用中だけじゃなくて、飲み終わってからもしばらくはお酒を控えるように言われることが多いよ。
●チニダゾール
次に、チニダゾール。
これもメトロニダゾールと似たタイプで、アルコールとの相性がよくない抗生物質なんだ。
併用すると二日酔いのような症状が出てしまうよ。
だから治療中と治療後しばらくは禁酒が基本になるよ。
●ST合剤(スルファメトキサゾール・トリメトプリム)
ST合剤(スルファメトキサゾール・トリメトプリム)は、体のなかでアルコールを分解する酵素の働きを妨げることがあるんだ。
だからアルコールと一緒に飲んでしまうと、
- 気分が悪くなる
- 頭がぼーっとする
- 吐き気が出る
といった症状が強く出る人がいるんだ。
「絶対禁止」とまでは言われないこともあるけど、避けた方が安全な薬だね。
●リネゾリド
あとリネゾリドだね。
特にこれはお酒のなかでもビールとか赤ワインとかを一緒に飲むと危険な場合があるよ。
血圧が上がりすぎてしまったり、発熱、錯乱といった症状が出る可能性があるんだ。
だからアルコール全般は控えることが推奨されているよ。

やっぱり基本的にアルコールは飲まない方が良いって結論ね。

そうだね。何度も繰り返しになるけど体調が悪い時には、体をしっかり休める行動が大切だよ。
薬用養命酒は?

そういえば、体にいいって言われる薬用養命酒はどうなの?

これも言っちゃえばアルコールだから、ここまでの話と同じだよ。
薬用養命酒は『薬』とついているけど、アルコール飲料なんだ。
だいたいアルコールの度数としては14%前後で、これって日本酒と同じくらいなんだよ。
薬用養命酒自体が悪いわけじゃないけど、抗生物質などの薬を飲んでいる時には、控えた方がいいよ。
もし気になる場合には、お医者さんや薬をもらう際に薬剤師さんなんかに聞いてね。
まとめ
今回は抗生物質をアルコールの関係について話してきたよ。
・抗生物質を飲んでいる間は、基本的にアルコールは控えた方がよい
・少量なら問題にならないこともあるが、安全とは言い切れない
・メトロニダゾールやチニダゾールは特に併用を避ける必要がある
・薬用養命酒もアルコール飲料なので、治療中は控えるのが無難
抗生物質を飲んでいるということは、体が細菌と戦っている最中ということだよ。
その状態でアルコールを入れると、回復の妨げになったり、余計な体調不良を招くことがあるんだ。
「少しなら大丈夫かも」と考えがちだけど、治療を早く終わらせるためには飲まない選択が一番シンプルだよ。
どうしても迷ったときは、自己判断せずに医師や薬剤師に確認してね。
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